浮気が原因!? ヒュー・グラントが「英国アカデミー賞のトロフィーで殴られた…」

2010/03/05 16:50 配信

映画 芸能一般

映画「噂のモーガン夫妻」のプロモーションで来日記者会見を行ったヒュー・グラント

3月12日(金)から公開される映画「噂のモーガン夫妻」に主演するヒュー・グラントが、1日、都内で来日記者会見をを行った。

本作は、映画「ラブソングができるまで」('07年)のグラントと「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズに出演するサラ・ジェシカ・パーカー共演のロマンチック・コメディー。夫・ポール(グラント)の浮気が原因で離婚の危機を迎えた超セレブ夫婦が、殺人事件を目撃してしまったことから身分を隠し、西部の田舎町での生活を強いられる物語だ。

3年ぶり6度目の来日となったグラントは「日本の観客はわたしに対してとても親切で優しい。同性愛の青年を演じた'87年の映画『モーリス』のころは誰もわたしを好きではなかったのに、日本の女性からは何百通ものファンレターが届きました。なので、日本の女性をとても大事に思っています」と感謝の気持ちを。さらに、西部での撮影について、「普段はロンドンを離れないタイプなのですが、高原や山が広がるアメリカの田舎町はとてもすてきな場所でした。ずっと夢見てきたカウボーイハットをかぶれたのもうれしかったです」と田舎での生活を楽しんだようだ。

共演者のパーカーについては、「とても仲良くなりました。わたしは基本的に俳優が嫌いなのですが、彼女は俳優らしくない、人間らしい人です。そして常に動き回っている人。わたしが撮影中にしていたのは演技だけですが、彼女は演技をしながら映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』のプロデュースをこなし、家族の面倒を見ながら、秘密裏に双子を出産していました」とパーカーの活動的な人柄を賞賛。

3度目のタッグとなるマーク・ローレンス監督については、「彼との仕事が好きな理由は、ナーバスになりやすいわたしを笑わせてくれたり、ケアしてくれるところです。それと、彼の世界観はとても暗くて、夜中に“健康状態が悪い、死ぬかもしれない”とわたしに電話してくるんです。そんなところも好きです」と監督の意外な一面を暴露した。

また、作品の題材にちなみ、かつて日本の男性タレントが発言した“浮気は文化だ”という言葉に対しての意見を求められると、「それは興味深いね。でもイギリスの男性はほかの女性よりも犬に興味を持っていますよ」とジョークで答え、「わたしの助言としては、浮気は絶対にしないことです。怒った女性に英国アカデミー賞のトロフィーで殴られたこともあります」と過去の苦い体験を告白し、会場の笑いを誘った。

最後に、今後チャレンジしてみたいことを質問されると、「即興で映画を作る人、マイク・リーやクリストファー・ゲストのような監督と仕事をしてみたい。あとは、4年前から小説を書いているのですが、まだ80ページしか書いていないので、それを書き終えることです」と新たな方向性への意欲をうかがわせた。