衣装チェンジをして後半戦。ピアノとギターの心地良い前奏から始まった7曲目「魔術師の歌劇場」、続く8曲目「kiss」では、切なさを呼び起こす曲調と歌声で観客の胸を打つ。
曲終わりには「みなさん、改めましてこんばんは。希美まゆです。今日は2ndワンマンライブ『No Regret』にお越しくださり、本当にありがとうございます。去年と全く同じ場所で、同じ日にワンマンライブをさせていただけることに感謝しています、幸せです。前回は、『こんなに緊張することってないんじゃないかな』って思ってたんだけど…」と前回を振り返り言葉を詰まらせる。
「(今回も)またすごく緊張してたんですよ! すごかったんですよ、始まる前は。始まる前というか…2日前くらいが一番やばくて(笑)。でも今日は緊張もしてるけど、意外と緊張してないかもしれない」と希美の天然な発言に笑いが起こる。「なんでだろ? 絶対緊張すると思って、この紙に『緊張してます…』みたいなMCのメモ書いてたのに、してない! すごく楽しいです」と、2度目のワンマンライブの楽しさをかみしめていたようだった。
続けて、「2ndシングルが発売されるのですが、タイトルは『After Rain』です。その中の1曲を私が作詞しました。以前『ラブレター』という曲を作詞した時は、詞を書いて曲を作ってもらったんです。でも今回は、先に曲をもらってから、詞を当てはめる“曲先”というやり方に初めて挑戦しました。すごく難しかったんですけど、カッコいい感じに出来たかなと思うので、楽しみにしてください」とアピール。
そんな2ndシングルの中からこの日初披露された9曲目「月のない夜」。これまでのオリジナル曲とはまた違うアップテンポでロックな曲調に会場は聴き入り、この日一番の拍手が贈られた。続いて10曲目の「影」では一転して、胸をしめつけるような切なさ漂うバラード曲を抜群の歌唱力で聴かせる。
そして「えっと…あと2曲です」とだけ告げ観客に残念がる暇を与えず、11曲目「その花ちぎれば」を見事に歌いきった。後半最後の12曲目「starlit sky」の冒頭では、平方元との美しいコーラスをほぼアカペラで披露し、最後まで観客を魅了し続けた。
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