4月24日(土)公開のアニメ映画「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」のアフレコ取材が行われ、坂田銀時役・杉田智和をはじめ、志村新八役・阪口大助、神楽役・釘宮理恵、高杉晋助役・子安武人、桂小太郎役・石田彰に加え、謎の宇宙生物・エリザベスが登場。アフレコ後、メーンキャスト陣が映画や、3月25日(木)に最終回を迎えるアニメについての思いなどを語った。
'03年から漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の「銀魂」は、江戸時代末期を舞台に、万事屋の銀時、新八、神楽などがさまざまな依頼事にかかわっていくゆるい日常を描いた、空知英秋原作によるナンセンスギャグコメディー。'06年からはテレビ東京系でアニメ化され、現在も高い人気を誇っている。
劇場版になった感想を、杉田は「いまだにすべてを信じていません。映画公開当日『BLEACH』か『NARUTO-ナルト-』と一緒に5分だけ劇場版と称した劇場版になる可能性も残ってますからね(笑)」とコメント。阪口も「僕も同じで、今もこうしている間に金だらいが落ちてくるんじゃないかと思っているくらいです」と、アフレコ後も劇場版になったことを信じ切れていない様子だった。
すでにテレビアニメで放送されている「紅桜篇」だが、劇場版を演じるに当たって杉田は「自分の中で設けるハードルと、周りから投げ掛けられる芝居の熱さが完全に当時とは違うので、新たな気持ちでキャラクターに命を吹き込めればなぁという気持ちで演じました」と明かし、釘宮は「今まで(アニメで)培ってきた物があるから、こんなにスムーズに楽しく収録できているのかなぁと思います。一言一言に心を込めて演じています」と話した。一方、テレビ版にはあまり出演しなかった子安は「今回演じるに当たってテレビ版のDVDを見たんですけど…すごくいいんですよ! 掛け合いとかも絶妙で! これは正直2回はできないなと思いました(笑)。なので、違うアプローチの仕方で今の自分を出して、別の形のいい物を作っていきたいです」と語った。
また、3月にアニメが終了することについて、杉田は「『銀魂』が終わるが職安とか大丈夫か? と両親から言われました(笑)。決してカメラは当たらないんですけれども、サンライズのプロデューサーさんとテレビ東京さんの偉い方が、(4年間続けるのに)命にかかわるような激闘を繰り広げてくれました。本当にご苦労さまでした。ありがとうございました」と打ち明け、阪口は「このご時世で4年間も続けられて、『銀魂』にかかわってくれたすべての人に感謝したいと思います」とコメントし、釘宮は「作品と同様に、破天荒でやんちゃをしている現場が素晴らしいなと思っていました。そういう人たちと共にお仕事ができたのが本当にうれしいです。ありがとうございました」と、感謝の気持ちを述べた。
最後に劇場版に関して、石田は「これを見ずして何の『銀魂』ファンか!? という気がします。必ず見に来てください! 劇場版なのにこんなこともやるのか!? と思える『銀魂』らしいカットも入っているので、皆さんの期待を裏切ることは決してありません」と熱く語り、杉田は「劇場版になっても、『銀魂』ならではの仕掛けがたくさん用意されています。万人にお薦めです!」と作品をアピールした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)