12月28日(金)夜10時からTBS系で放送される、人気漫画「カイジ」(講談社ヤンマガKC刊)の実写バラエティー「人生逆転バトル カイジ」の全貌が明らかになった。
「カイジ」はギャンブルを題材にした福本伸行原作の青年漫画で、これまでテレビアニメ化や藤原竜也主演で映画化されてきたが、今回漫画原作バラエティー化に挑む。
これまで、いずれも借金を抱えた出場者12人が発表され、原作ファンを中心に“ざわ”つかせていたが、今回、そんなクズ12人が命を懸けて挑む極限の競技「3種目」が決定した。
ファーストステージでは、原作でも行われるおなじみの競技で、ただ誰よりも早く20mの鉄骨の上を渡る「鉄骨渡り」に挑戦。また、セカンドステージには「多数決カード」、ファイナルステージには「ペリカ双六(すごろく)」が登場する。
セカンドステージを勝ち残った者は、ファイナルステージが行われるまでの2日間、地下強制労働施設で生活することに。
生活費は、そこまでのゲームで手に入れたペリカで賄われ、食事はもちろん、布団、歯ブラシ、シャワーなど全てにペリカが必要となり、原作の世界観を再現。監視カメラで撮影されたその生活の模様も放送される。
そして、ストリートで話題のクリエイティブ集団「CreativeDrugStore(クリエイティブドラッグストア)」がそんなクズたちの闘いを映像と音楽で盛り上げる。
さらに、このうたげのマスターである帝愛グループの最高幹部・利根川幸雄を名高達男が演じることも発表された。
原作の利根川幸雄は、帝愛グループの最高幹部の一人でカイジの大敵。成功し続けてきた猛者であり、クズたちが死んでいっても心が痛まない残忍さを持っているが、そんな利根川に扮(ふん)した名高は「まずお話を頂いたときに、正直知らなくて息子(18歳)に聞きました。息子からは『有名な漫画でアニメや映画化もされているよ』と言われ、利根川役だと伝えると『怖い人』という話でした」と告白。
「それからいろいろ作品を見ましたが、話通り怖くて迫力のある人物という印象は受けましたが、話しているせりふや内容がとても人間味があり、納得できて間違ったことは言っていない人物と分かり受けてみようと思いました」とコメント。
そして、収録を振り返り、「本当に苦しんでいる人もいて、救いの手を差し伸べたいとも思いましたが、あくまでもチャレンジであり、ゲームなので誰が勝つか分からない真剣勝負でした。
人間というものは皆必死なのですが、そこには運のある人ない人が鮮明に出てくるもので、これは人間の領域を超えた何かが作用しているのかなと思いました。本当に感動しました」としみじみ語った。
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