スピードワゴン・小沢一敬にとって“甘いセリフ”は母国語のようなもの!?

2010/03/09 11:41 配信

芸能一般

連作短編集「でらつれ」を発表したスピードワゴンの小沢一敬

お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬が、初の著書「でらつれ」を2月26日に発売し、刊行記念サイン会を2月27日、都内書店で開催した。

本書は“すべての愛を肯定します!!”をキャッチコピーに、人生の岐路に立つ18人のさまざまな愛の形を描く連作短編集。小沢は「SF、恋愛、青春などなどいくつかの短編が収録されていて、最後まで読んでもらえると連作の仕組みが分かるようになってます」と解説した。

お笑い芸人が自伝小説を書く流行が続いているが、小沢は「自伝は恥ずかしくて。人に話せるような半生じゃないんです」と恥ずかしそうにコメント。本書は小沢の創作ではあるが、経験は盛り込まれているそうで、「実際に女性を口説いたセリフも入ってます。どんなセリフかって? そんなの恥ずかしくて言えません(笑)」と終始うつむきがちに話していた。

また、おなじみのネタ「あま〜い」にも通ずるような、甘いセリフもところどころに見え隠れしているが、「自分では(甘いセリフを)書いたつもりじゃないんですけどね。アメリカ人が英語を話すように、ぼくが甘いセリフを言うのは自然なことのようです(笑)」と話し、笑いを誘った。

相方の井戸田潤には「恥ずかしくてまだ(本を)渡していない」とのことだが、「この本ができるだけ多くの方と出会ってくれたらうれしい。いろいろな話がありますが、その中の1つはあなたの話です! 読んでください!」と恥ずかしがらずにアピールしていた。

今後の作家活動にも「お話があればいつでも書きたい」と積極的な小沢。相方の井戸田は4月に単独ライブを行うため、「別々の活動が続いて解散の危機に陥るのでは?」と報道陣が質問すると、「(お笑いの活動は)休止かなぁなんて、ナイナイ! ありませんよ!」と笑い飛ばしていた。