――恒例の鬼ごっこ企画「捕まってはいけない」のコーナーは、みなさん、いつも本気で嫌がっていますが…。
遠藤「黒鬼の罰が、どれも本当に痛いんですよ。あと嫌なのが、仲間割れ。これだけ長いこと一緒に仕事してきて、お互いに信用してるはずなんですけど、やっぱりどっか信じきれないっていう、人間の嫌なところが見え隠れするコーナーですね(笑)」
田中「全員が裏切り合いますからね。要は、それだけ絶対に捕まりたくないっていうことなんですよ。どんどん罰がハードになっていってますし。そのあたりの駆け引きが面白いですよね」
――「科学博士」編では、「捕まってはいけない」の助っ人としてヒロミさんが参戦されました。
田中「ヒロミさんは、ダウンタウンさんと同世代の芸人さんじゃないですか。しかも、途中で(デビット)伊東さん、(ミスター)ちんさんも登場されて、B21スペシャルの3ショットも実現して。ダウンタウンさんとB21スペシャルさんの関係性も何となく分かって、そこもうれしかったです」
――ちなみに、この「捕まってはいけない」に限らず、最近は、方正さんやココリコさんが、ダウンタウンのお二人の老いを指摘する場面も多くなってきたような…。
遠藤「確かに、『捕まってはいけない』でも、浜田さんがほんの数センチの段が乗り越えられなかったりしてましたからね(笑)。今、5人の平均年齢がちょうど50歳なんですよ。そりゃ老いも出てきますよ」
田中「松本さんもよく、浜田さんが老いてきたとか天然やとかおっしゃってますけど、その松本さんがペットボトルのキャップを取らずに飲もうとして恥ずかしそうな顔をしてらっしゃるのを、僕は何度か目撃してますから(笑)」
――松本さんは毎回「今年が最後」と言いながらも、大晦日の放送だけでも既に11年も続いている「笑ってはいけない」シリーズ。12回目の大晦日の放送となる今年は、「アメリカンポリス」が舞台とのことですが、お話しできる範囲で、見どころを教えてください。
遠藤「今回もすごいゲストの方ばかりで。『えっ!? こんなとこに出てきてええの!?』みたいな方も出てこられますので、ぜひ期待していただければ」
田中「今年話題になられた方も出てくると思いますし、『こんな登場の仕方するの?』『こんなことするんや!』というふうにビックリしていただけると思います。大みそかの放送は12回目ということですけれども、これまで12年かけてきたことがいい意味で“フリ”になって、それがことごとく裏切られるような回になるんじゃないかと」
――これまでの“フリ”をおさらいする意味でも、「アメリカンポリス」の放送前に、「科学博士」のDVDを見ておいたほうがよさそうですね(笑)。
遠藤「あ、そうですね。23巻全部そろえてもらったら、何年か前にやったこの企画が、今はこうなってるとか、あれはこのネタの伏線だったんだとか、いろいろとつながって面白いかもしれないですね」
田中「長いシリーズだからこそ、“引き出しネタ”だけ遡って見たり、ジミーさんのVTRネタだけ全部見たり、それぞれの楽しみ方をしていただければと思います」
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