NHK Eテレで放送中の「天才てれびくんYOU」(毎週月~木曜夜6:20)。昨年4月にリニューアルされた同番組では、13人の“てれび戦士”と、“もじ守”の子孫たちで結成された“守守団”が、漢字の精霊“もじもん”を魔獣に変え、世界滅亡を企てる敵と戦う様子を描いている。
1月からは、新たな敵“夢見崎☆体育”(岡崎体育)も登場。各地で起こる怪現象から世界を救うカギを見つけ出すため“守守団”が過去にタイムスリップし、ミッションに挑戦していく。
データ放送と連動し、テレビの前の子どもたちが“茶の間戦士”として戦いに参加できる木曜日の生放送、“クセ”のある芸人たちが登場する企画など、毎週盛りだくさん。
その中心で進行役を務めているのが、守守団の団長・立花裕大と敵と戦うアイテムなどを発明する開発主任・小島梨里杏だ。
今回、小島にインタビューを行い、子どもたちからの反響や、2018年の番組の展望などを聞いた。
――番組が始まって約10カ月たちましたが、変わってきたことなどはありますか?
毎週木曜日の生放送は、最初の頃は緊張していたんですけれど、今はあまり緊張していなくて、楽しめるようになってきました。
リハーサルもするんですが、本番になって新しいリアクションが出ることもあって、そういう時に「やっぱり生放送は何度やっても面白いな」と思います。
あとは、ドラマパートでの団長と主任の立ち位置が少しずつ変わってきています。
団長はちょっと抜けていて突っ走っていく人で、主任は団長に比べたらしっかりしていますが、発明に対する思い入れが強すぎて変なところがあるんです。だから、2人が暴走することも増えてきました。
本来だったら2人がしっかりしていなきゃいけないのに、てれび戦士たちが冷静にツッコミを入れているんです。「いや、“てれび戦士”と団長たちの立場逆でしょ!」っていう場面も多くなってきたので、「面白いな~」と思っています(笑)。
――“てれび戦士”たちにツッコまれることは多いんですか?
そうですね、“てれび戦士”たちはもう気兼ねなくツッコんできます。面白い子が多くて、一緒にギャグをすることも多いんです。
――例えばどんなギャグですか?
私、すごくお笑いが好きで、以前、流れ星さんのネタをみんなに見せたんです。そしたら、それがメンバー内で流行って、ちょっと目が合った時に(流れ星・)ちゅうえいさんのギャグを私に振ってきて、それに私が応じたり(笑)。そんなことが撮影の合間によくあるんです。
最近だと、ジャングルポケットの斉藤(慎二)さんが、話がまとまらなくなった時にやる「あぁ~い!」っていうやつを、てれび戦士の(小澤)竜心と一緒によくやっています。
年が離れているんですが、番組が始まった当初からてれび戦士との距離感が遠いとは感じたことがなかったんですよね。本当に家族やきょうだいのように仲の良い関係なんです。
立花団長が、子どもたちと同じ目線に立っている人なので、その空間に一緒にいることで、あまり溝を感じることなくできているんだと思います。
――番組には芸人さんがよく出演していますが、特に印象的な方はいましたか? 個人的には、“闇のもじもん”シロッキークロッキーとして登場した野生爆弾・くっきーさんがすごいなと思いました。
皆さん面白いですよね~。
確かにくっきーさんの“型にはまらない”感じはすごかったです。決まったせりふなどないんじゃないかと思ってしまうほどに自由で衝撃的でした…!1人であれを演じているのってすごいですよね。
あとは、守守団の研究員の千鳥さんもスタジオを盛り上げていらっしゃって、やっぱり面白いなと思います。
――空き時間に千鳥さんとお話しすることはあるんですか?
千鳥さんとは収録で絡むことはほぼないんですけど、私、千鳥さんがすごく好きなんです。
でも、実際にお会いした時は、「好き」って感じを出さないようにしています。普通に「おはようございま~す」って言っているんですけど、実はすごくお2人のことを見ています!
スタジオでみんなが変なことをやって騒いでいる時に、ちょっと千鳥さんの方言をまねて「うるせぇ!」って注意したりしています(笑)。
「ちょっとみんな静かにして」って言うのではなくて、楽しい雰囲気になるようあえてふざけるようにしています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)