【あらびき連載 Vol.5】かまいたち「洗練された剣士より、野武士のような芸人を探している」

2017/12/26 05:00 配信

バラエティー インタビュー

「キングオブコント2017」王者・かまいたちに直撃!(C)TBS

12月29日(金)夜11時50分からTBSで「朝まであらびき団スペシャル あら-1グランプリ2017」が放送される。

「あらびき団」は “あら削り”な一芸を持ったパフォーマーを紹介する番組で、2007年10月から2011年9月までレギュラー放送されていた。MCを東野幸治(ライト東野)と藤井隆(レフト藤井)が務め、ファンの中では“伝説”と称される異色の番組だ。

番組の魅力に迫る短期連載企画の第5回では、「キングオブコント2017」王者で「あら-1」で2冠を狙う(?)実力派芸人・かまいたちに直撃した。

あらびき団と私


――ご自身にとって、「あらびき団」という番組はどのような存在ですか?

山内健司:憧れの番組。ずっとTVで見ていて、出たいなと思っていた。初めて声がかかった時はめちゃめちゃうれしかった。

濱家隆一:「あらびき団」はとてもネタを評価してもらった番組という印象です。まだまだ誰も僕たちのことを知らないようなときに、東野さん、藤井さんがネタを見て「面白い」と言ってくれました。すごくうれしかったのを覚えています。

かまいたちはここから始まった、そう思っています。

あらびき団員としての心得


――あらびき団員としてネタを披露する上で、大事だと思ったことはありますか?

山内:仕上げたら駄目。本当に“あらびき”が一番。

濱家:あらびき団員と名乗らせてもらえることがまず、ありがたいです。

“あらびき”と言っていることもあって、ネタは8割仕上げぐらいで出すのがいいのではないでしょうか。

あらければあらいほどいい、みたいな気がします。洗練された剣士より、野武士のような芸人を探している番組なので、むちゃした方がいい気がします。

あらびき団と苦悩と喜び


――これまであらびき団に出演してきて、苦労したことやうれしかった出来事などありますか?

山内:自信あるネタなのに、他のコンビのあらびきネタに完敗してしまう。どうすれば「あらびき団」で生き残っていけるかが最後まで分からなかった。

濱家:お笑い好きな人たちがたくさん見てくれている番組だと思うので、「あらびき団」に出演させてもらって以降、「あらびき団でやっていたネタ好きなんです!」と言われることがすごく増えました。

あら1-グランプリと私


――今回「あら-1グランプリ」の第3弾ということで、グランプリを取る自信はありますか?

山内:全くない。

濱家:歴代チャンピオンのラインアップを見ると、正直、そこに自分たちの名前がそこに並ぶイメージが湧きません。すごいあらびきなので、歴代チャンプが。

果たして、自分たちあそこに並ぶほどあらびきなのか、楽しみでもあり、不安でもあります。精いっぱいやってみます。多分無理だろうな。

あらびき団と野望


――あらびき団を通しての野望みたいなものがあれば教えてください。

山内:「あらびき団」というある種の賞レースでも1位を取りたい。

濱家:“「あらびき団」といえば、かまいたち”みたいになりたいです。

あと、ネタとは別のロケバージョンの「あらびき団」をやってみたいです。

いろいろな芸人さんのあら~いロケとかを見たいです。「あらびき団」ロケバージョンなら、優勝を争えるんじゃないかなと思っています。