秋山竜次が「秋山竜次音楽事務所」の社長に、山本博は同事務所の新人社員に、そして馬場裕之は秋山の親友にして手広く事業を展開する「有限会社ワールド・ハート」の社長に――。それぞれのキャラクターに扮した3人が埼玉の街へ赴き、才能ある人々をスカウトする街ブラ番組「ロバートの秋山竜次音楽事務所」(テレ玉)。現在シーズン2が放送中だが、今年1月から3月まで放送されたシーズン1が、ついにDVD化。同局・同スタッフの制作による「いろはに千鳥」同様、ローカル番組でありながら全国のお笑いファンの間で好評を博しているこの番組の見どころを、ロバートの3人に聞いた。
――埼玉の街の方々は、みなさんキャラが濃くて面白いですよね。
山本博「ほんと、ノリがいいんですよね」
秋山竜次「『テレビはちょっと…』みたいなことを言われたことないですもん。会う人会う人、快く乗っかってきてくれて。みなさん、タレントなんじゃないかと思うくらい。埼玉って、大きな芸能事務所なんじゃないですかね」
――(笑)。1日8本撮りで有名な「いろはに千鳥」と同じスタッフの制作ということで、この番組もやはり、1日で何本もまとめ撮りをしているんですか?
秋山「はい! 今回DVDが3巻出ましたけど、トータルで3日間しかロケしてないですからね。要するに、1日4本撮り。だから『まとめ撮りしすぎだろ!』って言いたいところなんですけど、千鳥が1日8本っていう、ものすごい前例を作っちゃってるんで、『まぁ、4本だったら…』って」
馬場裕之「そうですね、別に驚くこともなく(笑)」
山本「でも1日8本撮りって、どういうペースで撮ってるのか、逆に気になるけどね」
秋山「うちらの場合は、だいたい4本目は夜になるんですよ。この間は、住宅街を歩いてても誰もいないんで、月を見ながらトークしました。素人さんをイジるんじゃなくて、月をイジってたっていう」
馬場「でも、そんなに大変なロケじゃないよね。楽しい感じ。ご飯食べれるし」
山本「だいたい毎回、最後に行ったところで、ご飯食べながら終わるからね」
馬場「ただ、ご当地グルメみたいなものは食べてない。すごい有名な場所に来てるわけじゃないから、名物みたいなのが特にないんですよ。化粧品店から始まって3軒先のお茶屋さんで番組1本分が終わる、みたいな感じなんで」
秋山「前向きにとらえると、『撮れ高がいいロケだったね』ってことになるんでしょうけど、そんな実感は全くないです」
馬場「そうそう。OKが出ても不安で、何かしらイジっちゃうよね、月とか(笑)」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)