――これまであらびき団に出演してきて、苦労したことやうれしかった出来事などありますか?
何かといろいろなところで「あらびき団のアレ」とか「あらびき団で見てました」って言われるんですけど。一回、ネプチューンさんとローラさんがMCをしている「ネプ&ローラの爆笑まとめ!」(TBS系)に急に呼ばれて、僕その時解散したばかりで、いつも出演している芸人のランク的に「なんで俺なんだよ?」って思ったんです。
そんな中で局に行って、スタッフの人に前にあらびき団でやった端から端にハケるだけのトトロのネタを「あのネタをやってほしいんです!」って言っていただいたんですけど、正直びっくりしました。
僕もうちょっとあらびき団用にやってたやつじゃないネタもピン芸人としてやってたんで、「そっちの方がいいんじゃないかな?」って思っていたんですけど、そういうふうに言ってもらえることがないので、うれしかったです。
でも、やっぱりあらびき団って、東野さんと藤井さんが隅っこ(ワイプ)で笑顔でいてくれるっていうのが大きいんですよね。
東野さんと藤井さんが笑うから、笑うみたいな…のがあるので、「(「爆笑まとめ」でやって)ちょっと大丈夫かな?」って思っていたんですけど、スタッフの人が「ぜひ」って言うんでやったら、案の定「はあ?」みたいな空気になっちゃって(笑)。
ネプチューンさんとかも、他の芸人さんの時は「あれがああだった、こうだった」ってネタについて触れるんですけど、僕のところだけ「あれは何だったんだろうね」みたいになって。
「まあ、あれは触れるのやめとこう」ってコメントで終わっちゃったので、そのときは苦悩しましたね。やっぱり、藤井さんと東野さんが見ていてくれればなと思って。
素材で言うと、皆さん野菜とかを料理してくれる感じなんですけど、あらびき団でやるネタって、“岩”とかなので(笑)。本来、食材じゃないやつを、東野さんと藤井さんが食材にしているという感じなんです。
だから痛感しましたね。僕は石ころとかなんだなっていうか。素材、食べ物じゃないんだなって思いました。
――今回「あら-1グランプリ」の第3弾ということで、グランプリを取る自信はありますか?
第1回から出ていて、第1回は準優勝でした。そのときはバターぬりえちゃんと僕とザコシさんが決勝で、次の年、ザコシさんが優勝で、僕はそのとき全然駄目っていう感じで、今のところ決勝に上がっているのが、数人しかいなくて、僕は決勝に行けているので…優勝しかないと思っています!
優勝したらすっげーうれしいですね。本当にやってきたことが報われる気がしますよね。
――あらびき団を通しての野望のようなものがあれば教えてください。
もう一回、「あらびき団」がレギュラー化するようになったら、僕のネタを見て、番組のプロデューサーが「よし、やろう!」って言ってくれるようになったらいいなと思います。
東野さんと藤井さんは忙しいのは分かりますけどね。あらびき団の収録が入るということで、もうちょっと忙しくなってもらって(笑)。
そういう世の中にもう1回なったらいいなと思ってます。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)