――エンタメ要素の強い作品ですが、いろいろ考えさせられることが多かったです。お2人はこの作品を通して、どう感じられましたか?
大谷:今回“冤罪”ということで、誰もが分かっていることがある力によって抑えられています。いわゆるよくない結末という事件の下スタートしたドラマで、何でそれが分かっているのにこういうふうにストーリーが進んでいくんだろうみたいなところが、一番歯がゆいところでした。
――三上はダメ元で真相をつかもうとする役ですが、そういう部分は理解できますか?
大谷:もちろん理解はできますが、ただ長いものにまかれる人が多い中で、僕はいろいろと制限されてしまう。「何でだよ!」っていう感じですね。
――本田さんは、視聴者にどんなことを伝えたいですか?
やっぱり、「真実とは何だろう?」というところに行きつくと思います。結局、警察が見せたい真実と私たちが知っている真実、みんながどちらの真実を信じるかということもあるし、結局いろいろなものが隠されて大きな力には勝てなかったみたいな気もするし…。
じゃあ、本当に伝えられる真実って何だろうとか、結構、真実について深く考える大多数と少数というのを感じながら、BS局で頑張っている麻衣たちの気持ちを読み取ってもらえれば楽しんでいただけるのではないかと思います。
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