「本当に腹が立つ男ですよね(笑)」池田エライザが“痛男”伊藤くんにピシャリ!【映画「伊藤くん A to E」連載】

2018/01/04 15:00 配信

映画

岡田将生木村文乃がW主演する映画「伊藤くん A to E」(1月12日・金公開)の出演者リレー連載第4回。今回は、リア充女子に見えて、実は一度もちゃんと人から愛されたことのないCの女・相田聡子を演じた池田エライザ。“愛されたい女”・聡子の印象や映画の見どころを聞いた。

映画「伊藤くん A to E」(1月12日・金公開)に出演する池田エライザ撮影=大石隼土


第一印象は聡子は愛せない…


――池田さんが演じられた聡子は、親友の実希(夏帆)が思いを寄せる伊藤くんを寝取ってしまいますが、同じ女性として聡子の行動を見たときに、どういう判断を下しますか?

私の第一印象は、聡子は愛せないなと思いました。でも、現場に入って、夏帆ちゃんとお芝居をするうちに、もしこんな親友がいたら依存してしまうだろうし、彼女に恋人ができて、自分から離れていってしまうと思ったら、汚い手も使ってしまうのかもと思うようになりました。その瞬間に聡子の人間としてのかわいらしい部分に触れることができたので、クランクアップまでには聡子のことを愛せるようになっていました。

――池田さんはドラマ版でも聡子を演じられていましたが、聡子を愛せるようになったのはドラマ版のクランクアップ時ということですか?

そうです。ちょっと時間がかかってしまいましたが、聡子は客観的に見たら、すごく嫌な女の子じゃないですか。ある意味、女の敵というか。でも、聡子だって好きでそうなったわけじゃないし、本当は親友にそばにいてほしいだけなのに空回りしてしまって、ああいう行動に出てしまうんです。だからこそ自分が選択を誤ったことを後悔しているし、苦悩しているんだと思います。たぶん、いろんな意味で、人を愛すことや愛されることをまだ分かっていない子なんだと思いました。

――ドラマと映画で同じようなシチュエーションがあったと思いますが、演じ分けはされたのでしょうか?

ドラマでは実希とケンカするシーンがあったんですけど、映画では実希のドロドロした部分がフィーチャーされていたので、聡子としては実希につっかかっている感じとか、二人の間に流れている緊張感が伝わればいいなと思って演じていました。