冬季五輪でも期待! 目が離せない冬スポーツ選手をスポーツライターが大予想! 

2018/01/03 11:00 配信

芸能一般

2018年2/9(金)~2/25(日)に韓国・平昌で行われる「第23回オリンピック冬季競技大会」はじめ、冬スポーツ競技で注目を浴びる選手を、スポーツライター・矢内由美子氏が大予測!!

矢内由美子●スポーツ新聞記者を経て、2006年からフリーのスポーツライターに。サッカー日本代表、体操など五輪種目を取材、執筆


日本と時差がない国・韓国での開催が有利となるか!


平昌オリンピックは時差のない国での開催。近年の国際大会での躍進からも、日本の金メダルラッシュが期待されます。

中でも最も注目を集めるのはフィギュアスケート男子シングルの羽生結弦選手です。前回の2014年ソチ五輪では19歳で見事に金メダルを獲得。23歳で迎える2度目の五輪では、この種目で66年ぶりとなる五輪連覇に挑みます。4種類の4回転ジャンプは圧巻。映画「陰陽師」の曲である「SEIMEI」の笛の音に合わせて和の世界を演じるフリープログラムでの滑りは必見です。

羽生結弦(はにゅうゆづる)=フィギュアスケート●1994年12月7日生まれ、宮城県出身。ソチ五輪金メダル。右足首負傷で戦線離脱写真=西村尚己/アフロスポーツ


女子シングルの宮原知子選手にも期待がかかります。昨季はシーズン途中に股関節の疲労骨折が判明して後半戦を棒に振ってしまいましたが、劇的に復活。けがの前と比べても表現力やジャンプの質が上がっており、トップ争いに食い込んでいけそう。

宮原知子(みやはらさとこ)=フィギュアスケート●1998年3月26日生まれ、京都府出身。関西大・木下グループ所属。スケートを始めたのは米国に住んでいた4歳のころ写真=Dave Carmichael/アフロ


全競技の中で今季最もブレークしているのがスピードスケート女子短距離の小平奈緒選手です。得意の500メートルでは昨季から負けなしで、現在W杯15連勝中。1000メートルでは12月10日のW杯ソルトレークシティー大会で世界新記録を作りました。平昌五輪が行われる会場は昨季の世界距離別選手権で優勝した相性抜群のリンクです。

小平奈緒(こだいらなお)=スピードスケート●1986年5月26日生まれ、長野県出身。初出場だった2010年バンクーバー五輪では女子チームパシュートで銀メダルを獲得写真=Pro Shots/アフロ


氷から雪へ目を移すと、がぜん注目したいのがフリースタイルスキー男子モーグル界に登場した新鋭・堀島行真選手。まだ少年の面影の残る20歳は、昨季の世界選手権で「モーグル」と非五輪種目である「デュアルモーグル」の2冠を達成した逸材。平昌では「ダブルフルツイスト」などの大技で頂点を目指します。

堀島行真(ほりしまいくま)=モーグル●1997年12月11日生まれ、岐阜県出身。岐阜第一高校時代からW杯に参戦し、2015-2016年にルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出写真=佐藤浩之/アフロ


フリースタイルスキー女子ハーフパイプにも金メダル候補が。正式種目として初採用されたソチ五輪で銅メダルを獲得した実力者の小野塚彩那選手です。ソチの翌シーズンから2連続でW杯の種目別優勝を果たし、昨季は世界選手権金メダル。平昌で大ブレークといきたいところです。

【写真】小野塚彩那(おのづかあやな)=フリースタイルスキー●1988年3月23日生まれ、新潟県出身。2011年にフリースタイルに転向。挑戦から3年でソチ五輪銅メダルに輝いた写真=佐藤浩之/アフロ


※予測は2017年12月19日時点のものです。ピックアップした選手はあくまで予想です。日本代表選手として出場が決定しているわけではありません。