人の恋愛をのぞき見しているような感覚のドラマが話題になった「伊藤くん A to E」が、岡田将生&木村文乃W主演で映画化!
超モンスター級“痛男”の伊藤誠二郎(岡田将生)と、彼に翻弄(ほんろう)される4人の女性たち、そして彼女たちの恋愛相談を脚本のネタに使おうとしている崖っぷち“毒女”・矢崎莉桜(木村文乃)の姿を通し、女性たちの本音を赤裸々に描いた映画「伊藤くん A to E」。
1月12日(金)の公開を記念したリレー連載第8回は田中圭が登場する。
田中が演じるのは、莉桜の元恋人で共にTVドラマ「東京ドールハウス」を手掛けたドラマプロデューサー・田村伸也。
ドラマと映画で並行して撮影してきたという本作の撮影エピソードや、自身の“A”(愛らしい部分)と“E”(イタい部分)を交えながら、見どころを語ってもらった。
――いよいよ公開を間近に控え、今の心境を教えてください。
撮影期間は長かったんですけど、僕個人の分量としてはそんなこともなかったので、撮影から離れてまた戻ったとき「あれ、どんな役だったっけ?」って悩んだこともありました。
廣木(隆一)監督はワンカットが多いんですが、僕はワンカットが大好きなので癒やしの現場でした。同じ事務所の(木村)文乃と絡むことも多かったですね。
完成した映像を見て、自分が知らないシーンも多いので「こういう作品だったんだ、なんかいいなあ」と思ったのが、素直な感想ですね。
――ドラマ版では莉桜(木村)の妄想内ですが、田中さんは伊藤くんもやられていて。客観的に見て、映画版の岡田さんがやられた伊藤くんの印象はいかがですか?
自分がドラマ版でやった伊藤のシーンを、映画版で岡田くんがやっていて…率直な意見ですけど「あれ? イタくないじゃん」って思いました。
――これくらい普通にいるでしょ、ということですか?
そうですよ。街中にこういうカップルいるじゃん!くらいのライトな感じに見えちゃったんで(笑)。俺ももうちょっとキザな感じでやっておけば良かったかな(笑)
――伊藤くんに対する見解って、たぶん男女差が出てくると思うんですけど、田中さんから見て伊藤くんの魅力は?
魅力はイケメン! それのみです(笑)。
――いやいや(笑)。同じ男性として見たとき、どう感じられるんでしょうか?
全然共感できないですね。やっぱり伊藤くん個人として考えると矛盾しちゃうかもしれませんが、やっぱり“超モンスター級に痛い男”という感じがしました。最後に莉桜と言い合っているシーンは、僕、全然伊藤の気持ちが1ミリも分からなくて、「もっと言えー!」って莉桜を応援しながら見ていました。
岡田くんは伊藤を演じているので、伊藤に愛情もあるみたいで、ある程度共感しているみたいですけどね。もちろん理解できるところがないと演じられないとは思うので、それは分かります。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)