錦織圭「またテニスが好きになった」復活に向けて今の心境を語る

2017/12/31 10:04 配信

芸能一般

MCを務めた滝川クリステル※2015年撮影

2016年の年末に放送され、大きな反響があった「The世界力」の第2弾が、2017年の12月30日にフジテレビ系で放送。今シーズンはケガに苦しんだテニスの錦織圭選手が、番組司会を務めた滝川クリステルとのインタビューの中で、今の心境と復活への思いを語った。

番組では、手首のケガからの復活を目指してアメリカのフロリダでトレーニングに励む錦織選手に密着。専属トレーナーなどへの取材を通して、錦織選手が80%くらいまで回復してきていることを伝えた。

そしてインタビューでは、今シーズンの印象的な試合を振り返りながら、滝川が「メンタルの面で気になったことがあったか?」と、試合中での精神状態について迫る。それに対し、錦織選手は「若い選手がどんどんランキング上位に入ってきているので、負けたくないという思いが強くなって、どうしても守りに入ってしまった」と、今シーズンの自身のメンタル面の課題について冷静に分析していた。

また滝川は、メジャーリーガーとしてニューヨーク・ヤンキースなどで大活躍した松井秀喜とも対談。2009年にワールドシリーズ第6戦でヤンキースを世界一へと導き、「シリーズMVP」にも選出された伝説の一戦や、日本からアメリカに渡ったデビュー戦でいきなり満塁弾を放った試合などを振り返りながら、大舞台で力を発揮できる理由について松井に尋ねた。

「もしここで打てなかったら、とは考えなかったのか?」と聞かれ、松井は「自分のできることをやって、あとは出た結果を受け入れる」と答え、反省と準備の繰り返しだと、自身が現役時代に常に心掛けていた気持ちの整え方について語った。

さらに、2006年のシーズン途中で左手首を骨折する大ケガをした時のことについても触れ、「その時は何を考えていたのか?」と聞かれた松井は、ここでも「受け入れるしかないと思った」と答えた。

同じく手首のケガからの復帰に向けてトレーニングに励む錦織選手に対し、「まずは完治させること」とメッセージを送った上で、「ケガする前の自分自身より良い選手になる」と自らケガをしていた時の心の置き方についてもアドバイスした。

松井のインタビューVTRを見た錦織選手は「本当に同じ気持ちでしたね」と共感。そして、リフレッシュできたことで「もっと強くなりたい」「またテニスが好きって思えるようになった」と復活に向けての今の心境を赤裸々に語った。