「ファンタ ゴールデンアップル &パワー」のCM撮影は11月に都内のスタジオで行われた。今回のCMでは左右で異なるカラーの衣装を着た菅田がトランポリンを使って「Wジャンプ」に挑戦するなど、ハジけた表情と動きで「ファンタ」の世界観を表現。
体全体の細部にまでこだわった動きが求められるシーンが多かったにもかかわらず、撮影はスムーズに進み、あらためて菅田の卓越した表現力が浮き彫りになった。
また、今回の菅田の衣装は「ファンタ ゴールデンアップル&パワー」の「ダブル」を表現した、右半身が黄色、左半身が赤で統一したパーカ、Tシャツ、パンツ、スウェードのスニーカー。
その左右で異なるカラーは靴下にまで及び、遠くからでも目を引く。スタイリストによると「市販の商品をリメークするなど、ありそうなもので全身をまとめています。『ダブル感』を出しながら、菅田さんと『ファンタ』のコラボレーションの根底にある『遊び心』を表現しました」という。
撮影は、Wのポーズをとる菅田のシーンからスタート。菅田は真横から正面にスライドするクレーン上のカメラに合わせ、「ダブルで!」という掛け声とともに手でWのポーズを取った。カメラの早い動きに声と手の動きを合わせる必要があり、タイミングを取るのが難しい撮影だったそう。
しかし、菅田はモニターで目線や手の位置を確認するとすぐにコツをつかみ、撮影は順調に滑り出す。腕でWの形のポーズを取りながら、大きな声で製品名を叫ぶシーンでは、「しゃべりながら(製品を)持つってのがキツいな」と苦笑いしながらも、監督の要望に応じてさまざまな表情と動きを見せた。
次のシーンは本CMの一番の見どころ。「ダブル」のおいしさを、トランポリンを使って体全体で表現するシーン。トランポリンで飛びながら、製品を正面に向け、両腕と両足で躍動感のあるWを表現するという今回の最難関とも言える撮影だった。
数カ月ぶりとなるトランポリンに、最初は「怖っ!」とおどける菅田。体幹から手足まで体の全体の細かい動きを確認するとすぐに感覚を取り戻し、躍動感のある「Wジャンプ」を完成させた。なんとテイク2のみで最難関カットの撮影が終了した。
最後のナレーション収録では「高い声で」「ファルセット、巻き舌で」など細かいリクエストが飛ぶが、そこは歌手やラジオパーソナリティーとしても活躍する菅田。
スタジオが静まり返る中、「今度の『ファンタ』はダブルでいいこと!」「ダブルで!」「おいしー!」など、監督のリクエスト通りに声も演じ分け、菅田が培ってきた表現の幅の広さがうかがえる撮影となった。
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