綾瀬はるか、フィギュアスケート選手に!?「赤い色もすてきで、気持ちが上がりました」

撮影は11月、都内のスタジオで2日間にわたって行われた。スケジュールの都合で、別々に撮影することになった本TVCM。初日は高橋の撮影が行われ、最初のシーンは、コーチを演じる場面から。

いきなり「綾瀬！」と呼び捨てにするせりふと、大勢のエキストラが見守る独特の雰囲気に緊張の色が隠せず、「メッチャ汗が吹き出てきました」と、高橋ははにかんだ。

監督の「表情が少し硬いので、もうちょっとリラックスしましょう」という指摘で、少しずつ肩の力が抜けてOKテークを連発した。続く解説のシーンでは、選手が目の前で会心のジャンプを決める姿をイメージしながら撮影に取り組む。

さすがフィギュアスケート元世界王者の高橋。実体験から膨らむイメージがあまりにリアルだったのか、興奮のあまりヘッドマイクがずれてNGを出してしまうほど、あらん限りのガッツポーズと歓喜の笑顔を連発した。

そして、興奮冷めないまま臨んだ、氷入りのグラスと「コカ・コーラ」の1LPETを綾瀬に差し出すシーンでは、気合いを入れ過ぎてPETボトルから「コカ・コーラ」がこぼれるハプニングも。

これには「勢いを付け過ぎました」と苦笑いの高橋だったが、持ち前の明るさと爽やかなキャラクターを存分に発揮し、氷を入れたグラスで「コカ・コーラ」を飲みながら応援するオリンピックの素晴らしさを、全力で表現した。

2日目は、綾瀬がスケートリンクに立つシーンから撮影開始。綾瀬がキラキラ輝く赤と白のガラスビーズをちりばめた、大人っぽいコークカラーのコスチュームを身にまといスタジオに入ると、周りから「かわいい～」「きれい～」という声が上がる。

前日に撮影した高橋の映像を見ながら、監督に「ここに高橋さんがいます」と説明されると、綾瀬は頭の中でコーチ役である高橋を想像しながら、試合直前に緊張高まる選手を表現することに。

綾瀬の凛とした表情と全身からかもし出す雰囲気はまるでスポーツ選手さながら。休憩中は上半身を後ろにそらして、「イナバウアー！」と、フィギュアスケートの技のまねをしながらリラックスするなど、真剣な試合モードから一転、天真らんまんなかわいらしい表情や元気いっぱいなしぐさに、現場のムードもほっこりとさせた。