中村蒼、田中泯の圧巻のダンスに「唯一無二で贅沢」

1月13日(土)より、BSジャパンで放送される「連続ドラマJ 三島由紀夫『命売ります』」の会見が行われ、主演の中村蒼や前田旺志郎、田口浩正、YOU、田中泯、さらに主題歌を担当する人間椅子の和嶋慎治が登壇した。

本作は三島由紀夫の同名小説を初実写化。自殺に失敗し「命を売る」ビジネスを始める山田羽仁男(中村)の姿を描く。

中村は「三島由紀夫さんの作品は、僕みたいな小説を読み慣れていない者からすると、難しい作品が多いイメージですが、この『命売ります』はすごく読みやすく、エンターテインメント性が強い作品です。

タイトルはシリアスですし、命を扱う作品はとても難しいと思うので、どういう感じになるんだろう？と思っていましたが、タイトルにだまされる部分もあり、笑えるシーンもあったりするので、そういうところも楽しんでいただければと思います」とアピールした。

YOUは「衝撃的なタイトルで、三島さんの作品ということで楽しみだなと思いました。私は、移動中にせりふを覚えているんですけど、台本に『命』って赤くめっちゃでかく書いてるので、人前で出しにくいなっていうのはあります(笑)」と笑いを誘った。

また、ドラマのオープニング映像では、世界的な舞踊家の田中泯がダンスを披露。田中の舞を見ていたという中村は「僕だけでなく、その場にいたスタッフ全員がくぎ付けになりました。とても緊張感があった撮影で、唯一無二なものを、生で見ることができて、ぜいたくな時間だったなと思います」と語った。

田中は「台本を読んで、僕なりにエッセンスをかぎ取って、現場でぶつけていきました。タイトルバックなんて考えてもいなかったので、とても得しちゃいました(笑)。

実際10分くらいのものを8、9回踊っていて、それをあの短い時間に詰め込んで、上手に編集するなと…くしゃみ1回分みたい(な短さ)になってました(笑)」と苦笑いで振り返った。