TOKYO MXほかで放送中のアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)」が最終回のアフレコを迎え、メーンキャストの佐藤利奈、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵に話を聞いた。
本作は、アニメ「とある魔術の禁書目録(インデックス)」のスピンオフ作品。超能力が科学によって解明された世界で、超能力の開発を行う“学園都市”を舞台に、7人しかいないレベル5の能力者の1人・御坂美琴(声:佐藤)や、美琴のことを「お姉さま」と呼んで慕う“ジャッジメント(風紀委員)”の白井黒子(声:新井)、“ジャッジメント”で能力不明の初春飾利(声:豊崎)、“無能力者(レベル0)”の佐天涙子(声:伊藤)らの日常を描く。
最終回を迎えて、佐藤は「あっという間だった気がします。アニメはここで一区切りですが、原作はまだまだ続いていますし、学園都市での美琴たちの生活も続いていくでしょうから、自分的には終わっている気がしないですね」とコメント。また、豊崎は「正直な気持ちを言うと寂しいですけど、さわやかな終わり方をしたので、すがすがしいすてきな気持ちでもあります」と語り、伊藤も「すてきな仲間たちとすてきなお話と、すごくいい作品だなと実感してます」とそれぞれ作品に満足げ。一方、新井は「お姉さまだけじゃなく、佐藤利奈ちゃん自身にほれました。最終話の収録でも、マイク前の『凛』とした後姿にほれぼれしてました」と、黒子同様に“お姉さま”にほれぼれの様子だった。
また、それぞれ、「レールガンでは黒子に初春ちゃん、佐天ちゃんという新しい子たちも加わって、みんなで楽しい時間を過ごしました。美琴自身もみんなに支えてもらいながらここまできた、『ありがとう!』と『これからもよろしく!』です」(佐藤)、「いつもイタコの気分で、まるで黒子がそばにいてくれるような気がしていて『黒子さん、今日の演技はどうしよう?』って心の中で呼び掛けながら収録をしていた。『また頼むよ!』と言いたいです」(新井)、「『初春、偉い! 頑張った!!』。彼女たちの学園都市での生活は続いていくと思うので、頭に咲いているお花をこれからもどんどん咲かせて、これからの学園生活も頭のお花みたくカラフルなものにしてほしい」(豊崎)、「『本当によく頑張ったね』っていうことを伝えたいですね。大切なのは能力そのものではなくて、自分自身の力で切り開いていくこと! それを彼女は証明したと思います」(伊藤)と半年間共に過ごしてきたキャラクターに、ねぎらいの言葉を送った。
作品にちなんで、アフレコ中に身に付けた能力について聞かれると、新井は「“折れない心”! 何度ディレクターさんにダメ出しをされても、かわいさにチャレンジする心を習得しました」と自虐的にコメント。また、「加湿器に飛び付く! スタジオって乾燥するので、入って一番最初にやることが加湿器を付けて、本番になる時に切るっていう動きを身に付けました」という伊藤を、「すごく素早くて追い付けなかった。ありがとう!」(佐藤)、「気の遣えるすてきな女子です」(豊崎)、「女性として成長」(新井)とみんな絶賛。伊藤は「気が利く女性になりました」と満足そうだった。
最後にファンへ、「4人を中心に描かれた勇気と絆(きずな)は本当に素敵なテーマでした。そして、能力にレベルがつけられてしまう学園都市の中で、能力がなくとも自分の力で頑張れることを、佐天さんは教えてくれました。そんな佐天さんが身を持って示してくれたことを、私自身が演技を通して皆さんに届けることができたとしたら、すごく嬉しいです」(伊藤)、「学園都市の中では能力や適性が違っていても、誰もが一生懸命に頑張っていることだけは共通しています。あたりまえのことかもしれませんが、改めてこの言葉の素晴らしい意味を教えられたような気がします。なので、『一生懸命でいること!』です」(豊崎)、「この作品に出てくる子たちは、自分の信じたものを貫くって部分があってすごいなと。私もそういうふうに生きていきたいなってあこがれます。もっと自分のことを信じて生きていっていいんじゃないかな」(新井)、「登場するキャラクター1人1人が本当に丁寧に描かれていて、置いていかれたキャラクターが1人もいないのが気持ちが良かったです。あとは作品への愛ですね! スタッフさんやキャストみんながこの作品へ深い愛情を持っていて、アフレコも激論を交わしながら行いました。その頑張りがフィルムにも出ていると思います」(佐藤)とそれぞれメッセージを送った。
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