LISMOオリジナルドラマ第11弾「Hello Goodebye」が3月8日から毎週月曜日に配信中(全4話)。2月から配信されている第10弾「卒業までにしたい3つのこと」と共に、「高校生応援ドラマプロジェクト“Happy! School Days!”」キャンペーン作品として展開されている。
本作は、高校3年生の岡田莉子(南沢奈央)が、幼なじみの村上航(賀来賢人)と共に迎えた卒業式当日の出来事を描いた青春物語。“第2ボタン”をめぐり、さまざまな思いに揺れ動く莉子たちの姿を描いている。4月3日(土)より公開される映画「ソラニン」の三木孝浩監督が演出を担当しているほか、音楽ロックフェス「閃光ライオネット2008」で優勝したバンド・Galileo Galileiのメジャーデビュー曲「ハマナスの花」がテーマソングに起用されるなど、各方面から注目を集めている。
「第32回ホリプロスカウトキャラバン」('07年)でグランプリを獲得した足立梨花が、莉子の親友・中西花乃役を好演。私生活ではこの4月から高校3年生になる足立が、本作の見どころや、学校生活にまつわるエピソードを聞かせてくれた。
―――現在、足立さんも通っている“高校”が舞台の作品ですが、撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
本当に楽しくて、ずっと笑っていたような気がします。わたしの役は奈央ちゃん演じる莉子と女子高校生らしく恋話をしているシーンが多くて、ずーっとキャッキャッしてましたから(笑)。学校などでよく見掛ける“女子の会話”をそのまま出せたんじゃないでしょうか。撮影で使わせていただいた学校も、わたしの学校とちょっと雰囲気が似ていましたし。
―――まさに等身大という印象の役ですが、演じる上で難しい点はありませんでしたか?
花乃は航くんのことが好きなんだけど、本当の気持ちはなかなか言えないんです。だから莉子に「第2ボタンをもらってきて!」ってお願いする。そういう会話の流れの中で、「本当は莉子も航くんのことが好きなんじゃない?」ってちょっと微妙な発言をするんですよね。その言葉のニュアンスが、本気なのか冗談なのか…という判断をするのが難しかったですね。どっちの気持ちで言えばいいのかということは、場面ごとに監督と相談しながら演じました。でも、花乃の気持ちは分かる気がします。
―――「気持ちが分かる」ということは、ひょっとして莉子と花乃のように親友同士で同じ男子を好きになってしまった経験があるとか?
う〜ん…。昔、あったかな(笑)。そうなんですよ。だから花乃の気持ちは分かるんですよね。だって、その男子にストレートには告白しづらいし、親友にもなかなか言えないもん! でも、後になってから彼のことが好きだったことがバレて、「何で言ってくれなかったの?」って親友と気まずくなっちゃうのは嫌なので、やっぱり正直に言います。っていうか、言いました(笑)。その結果ですか? 実はその2人、中学を卒業した後に付き合ったんですって! ビックリしました!
―――なかなか貴重な体験ですね。では、第2ボタンをもらった経験もあるのでしょうか?
冗談でですけど、友達の彼氏からならあります。「どうせもらってくれる人いないなら、わたしがもらってあげるよ!」って言って。もちろん、その友達が“第2”で、わたしのは確か、一番下のボタンだった気がしますけど(笑)。
―――ほかに中学の卒業式で印象に残っていることはありますか?
小学校の卒業式の時は、式の間中ずっと泣いていたんですよ。でも、中学の時は涙は出なくて「あれっ?」って感じでした。ただ、式が終わって退場する時に、普段は泣くようなタイプじゃない先生が号泣していたんですよね。それを見た途端にみんなで大泣きしました。高校の卒業式はまだ1年先ですけど、やっぱり泣いちゃうのかな。中学の時って、まだ高校生活への期待もあるじゃないですか。でも、わたしは高校卒業後は仕事に専念しようと思っているので、学生生活が名残惜しくなるんじゃないかと思います。学校って、毎日そこに行くだけで自然と友達に会える場所だけど、高校を卒業するととりあえずバラバラになっちゃいますからね。今回のドラマを通じて、わたしもやり残すことがないようにしたいなと思いました。
―――具体的にはどんなことをやっておきたいですか?
親友とも、クラスメートともいっぱい遊んでおきたい! もっともっと仲良くなりたいです。ことし行われる学校の行事は、全部が“最後”の思い出になりますから。“最後の文化祭”“最後の体育祭”などを満喫したいと思います。
―――作品をご覧になる方にはどんな部分を満喫してほしいですか?
作品のテーマはすごく身近なものなので、共感しやすく、ドキドキしちゃうドラマになっていると思います。この作品を通して、“自分の思いを相手に伝えること”がなかなかできない人を勇気づけられたらうれしいな。そういう意味で、高校生以外の方にも見ていただきたいですね。
撮影/取材/文 大小田真
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)