――なるほど。それこそ今の乃木坂46が持つ空気感の源かもしれませんね。それでは最後にアルバムの話に戻りますが、収録曲の中からオススメの作品を1曲ずつ教えてくだい!
樋口:私は「誰よりそばにいたい」を。このアルバムのための新曲で、タイトルも歌詞も曲調もすごくストレートです。アンダーの楽曲は切ないラブソングが多いんですけど、それともちょっと違う王道なバラードになっています。
寺田:じゃあ私も新曲から「その女」をオススメします。歌ではなく“語り”から始まるという斬新な作品です。「ブランコ」という曲でラップが取り入れられましたが、アンダー楽曲には乃木坂46の新しい試みが行われる場としての一面もあるんですよ。その辺も楽しみながら聞いてください!
鈴木:2人とも新曲だったので、私はあえて既発の曲から選びますね。3rdアルバムに収録された「君が扇いでくれた」が大好きです。ライブであまり披露したことがない曲ですけど、パフォーマンス中に女の子らしく振り返るダンスが入っていてすごくカワイイんですよ。
樋口:あれはいいよね~。私も好き!
鈴木:やっぱりいいですよね! 歌詞の内容としては…恋の話というか、私自身にはあんな思い出がないので…(苦笑)、皆さんにも妄想しながら聞いていただければと。
寺田:えっ、でも、聞いてくださる方の中には歌詞と同じような経験がある人もいるんじゃない?
鈴木:ああ、そっか。じゃあ…妄想したり、思い出したりしながら聞いてください(笑)。
取材・文=大小田真
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