アイドルグループ・Luce Twinkle Wink☆、1stアルバム+2018年にかける想いを語る

2018/01/14 11:30 配信

アイドル


ルーチェは、メジャーデビュー前のシングル曲も含めた1stアルバム『LLTW☆(エルエルティダブリュー)』を2018年1月10日に発売したばかり。メンバーの思い入れたっぷりというアルバムについて、さらにこちらも初となるワンマンライブツアー“Luce Twinkle Wink☆1st LIVE TOUR-〜t*u*n*i*n*g〜”への意気込みを語ってもらった。

【写真を見る】楽曲だけでなく、ライブパフォーマンスも魅力的なルーチェ。1月14日に大阪(OSAKA MUSE)、同月20日に神奈川(川崎CLUB CITTA')で単独ライブを開催


5人の絆みたいなものが強く曲に表れているのかなと思います


──いよいよ初めてのアルバムがリリースされますが、どんな作品となっていますか?

【宇佐美】もうベスト!といって過言ではないと思います。今まで音源化されていなかった楽曲が半分を占めていますし、アニメタイアップの曲も全部入っています。ルーチェのすべてがここに詰まっています!

【錦織】インディーズ時代の曲は、今回のアルバムに収録するあたって再レコーディングしているんですよ。

【深沢】同じ曲でも昔と今とでは、歌に向かう時の気持ちが全然違いましたね。

【宇佐美】インディーズ時代のCDを持っている方は、このアルバムを聴くとまったく違う曲に思えるかも。歌声自体がこの数年で変わったよね?

【板山】変わった、変わった。メンバー自身も、聴いていてびっくりしたものね(笑)。

──メンバーの作詞曲も5曲入っていましたが、ロックテイストだったりとどれも個性が強いですよね。

【錦織】もともと私たちのバースデイライブ用につくった曲なんですよ。その時お誕生日を迎えるメンバーの世界観を反映しているので、個性がちょっと強めですよね。

【宇佐美】作曲家さんに自分たちから楽曲イメージをお伝えして、そのリクエストに沿ってつくっていただいているんです。

【錦織】だから「こんな世界観を持っているんだ!」って、メンバー同士改めて気づかされるところもありましたね。

錦織めぐみ(ニックネーム:めめたん)


──ルーチェ自体をテーマにした楽曲も多いですよね。これだけ自分たちのことを歌っているアイドルは、かなり珍しいかも(笑)。それだけメンバー間の絆が深いのかなとも思いました。

【桧垣】そうですね。結成してから今まで、メンバーチェンジがないこともあって。5人の絆みたいなものが強く曲に表れているのかなと思います。

──ではそれぞれ今日の気分で、推し曲をあげてもらえますか? 

【深沢】「刹那ハレーション」です。これはルーチェ初のオリジナル曲だったので、いただいた時の感動が大きくて。ライブではそれまで先輩方のカバーなどを披露していたので、やっと自分たちの曲を歌ってファンの方に聴いていただけるうれしさがありました。

【板山】私は「go to Romance>>>>>」です。最近お仕事に向かう電車の中でこのアルバムを聴くことが多いんですけど、この曲を聴くと1日頑張れるんですよ。TVアニメ『うらら迷路帖』のエンディングテーマだったこともあってちょこまかしたいろんな音が入っているので、聴いていてウキウキの気分になれます。

【宇佐美】「恋色♡思考回路」です。メジャーデビューシングルなんですけど、今日はキュンキュンしたい気分だったのでこれを選びました。男性が”一度は言われてみたい”ことばかな?と思うフレーズが、いっぱい入っている曲なんです。ラブコメ好きにはたまらないかな、って。ニヤニヤしちゃうので、電車の中で聴く時はマスクをしていたほうがいいと思います(笑)。

【桧垣】私はアルバム唯一の新曲「Twinkle"5"stars!!☆」です。作詞がレーベルの先輩である黒崎真音さんなんですけど、私たちのブログやツイッターをリサーチして書いてくださったそうで、その気持ちがまずすごくうれしくて。メンバーから「夢へのもがきをテーマにした曲を歌いたいです」とお願いしてつくっていただいたこともあって、自分たちにもすごく響きますね。ルーチェのがむしゃら感を感じてもらって、「自分も頑張ろう!」となってもらえたらと思います。

【錦織】「いい歌詞だなぁ」と思っていたら、作詞が分島花音さんで「すごい!」とびっくりしたのが「meteor bell」です。サビに私たち全員の名前が入っているんですよ。聴いていると空にキラキラと星を撒き散らしながら走る列車と、それに乗っている5人の絵が浮かぶんです。私はルーチェって夢や未来を歌うのが一番似合っているなと思うので、この曲がラストにあるのも良い並びだなと思います。

【宇佐美】アルバムにはいろんなタイプの曲が入っているので、初めて聴く方にも絶対に好きなテイストの曲があると思います。幅広い曲調を楽しんでいただきたいですね。

宇佐美幸乃(ニックネーム:うさみぃ)


──このアルバムを引っ提げて、1月14日(日)からは初めてのツアーも行われます。ルーチェは“トキメキ”がテーマということなので、どんなことにトキメイてほしいツアーなのかを、教えてください。

【桧垣】表情に注目してほしいです。かわいい曲ならニコニコ笑顔になるし、カッコ良い曲ならキリッとした顔に、エモい曲は感情がこもりすぎて泣いちゃうメンバーがいるくらいなんですよ。自分たちも曲に対して強い思いを込めて歌っているので、それが表情に表れていると思います。

【宇佐美】汗の量です! 初めて観た方はびっくりすると思うんですけど、全員すごい汗をかくんですよ。汗をかいてメイクが取れても、全力のパフォーマンスで届けたい!という気持ちでステージに立っているので。ルーチェの熱い空間を、汗の量でも体感していただけたらと思います。

【錦織】私はやっぱりダンスのシンクロ率を観てほしいです。ツアータイトルに「tuning=同調する」ということばも入っているので、みんなで振りを合わせるのはもちろん、ファンの方も一緒になってライブをつくれたらと思っています。

【板山】パフォーマンスはもちろんですけど、MCにも注目してほしいです。MCになった瞬間に、それぞれの個性が爆発するというか。まぁリーダーが最後にまとめてくれるので、安心してとっちらかれるんですけど(笑)。それぞれの個性がMCでよくわかると思います。

【深沢】うわぁ、私でラスト? トキメキポイントはまだあったかな? あ、物語性。ルーチェの曲は1曲の中にも物語性があるんですよ。ステージを観ていると、物語を観ているような感覚に陥ってもらえるんじゃないかなと思います。

【錦織】やりたいことのアイデアは、もうたくさんあがっていて。振り付けをほぼ自分たちでやっていたり、アニソンカバーメドレーもある…かなぁ(笑)? どんな流れにしようとかいろいろ考えているので、これまでの集大成的なライブになると思います!

取材・文 / 鈴木麻子