アニメ「東のエデン」完結編公開を聖地・豊洲で祝う!

2010/03/18 17:30 配信

映画 アニメ

映画「東のエデン 劇場版II/Paradise Lost」初日舞台あいさつに出席した神山監督とメーンキャストの面々(C)東のエデン製作委員会

フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で'09年に放送されたアニメの完結編となる映画「東のエデン 劇場版II/Paradise Lost」が13日に公開初日を迎え、東京のユナイテッド・シネマ豊洲で、神山健治監督、メーンキャストの木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、檜山修之が出席して舞台あいさつが行われた。

同作は、100億円の電子マネーが入った携帯電話を使って「この国を正しき方向へ導く」というゲームに参加させられた12人の“救世主(セレソン)”による駆け引きや、ゲームの黒幕の謎、日本を救うための奮闘などを描く。TVシリーズでは、主人公で記憶をなくしたセレソン・滝沢朗(声・木村)の真相など多くの謎が明かされなかったため、劇場版2部作での完結となった。'09年11月に封切られた第1部は観客動員数10万人を突破した。

この日の会場であるユナイテッド・シネマ豊洲はTVシリーズで滝沢が住み着いていた“豊洲のシネコン”のモデルとなった場所。ファンにとっては“聖地”として知られるこの場所に立ったことにキャストらは感激しきりで、木村は「この場所に届けるまでは本作は終わっていなかった気がします。この場に届けて皆さんが迎えてくれた、この場の空気が感じられて幸せです」とコメント。ヒロイン・森美咲役の早見も「ファンの皆さんの温かな顔が見られてうれしい。映画館のいすをなでてあげたいくらいです(笑)」と愛情たっぷりに話した。

また、本作で印象に残っているエピソードを聞かれ、広島弁を話す名脇役・板津豊役を演じた檜山は「僕自身、広島出身ですが、広島弁ってあまり頭良さそうに聞こえない(笑)。板津はすごく頭がキレる役なので、広島弁で頭が良さそうに表現するのが難しかったです」と語り、会場を沸かせていた。

最後に、自身初の長編作品を作り上げた神山監督は「皆さんが見てようやく完成です。全力を尽くして作った自負はありますが、これで終わりなのは名残惜しいというか、このメンバーとお別れしたくないなという気持ちがふつふつとわき上がっています。皆さんが応援してくれれば、このメンバーたちとの冒険はきっと続く。ぜひ声援を寄せてください」と思い入れを語っていた。