小野大輔、沢城みゆきらが「第四回声優アワード」を受賞、話題賞には水樹奈々

'09年に活躍した声優や話題になった作品を表彰する「第四回声優アワード」の授賞式が6日、都内で開催され、主演男優賞に小野大輔（「黒執事」セバスチャン役、「涼宮ハルヒの憂鬱」古泉一樹役など）、主演女優賞に沢城みゆき（「テガミバチ」ラグ・シーイング役、「CANAAN」カナン役など）が選ばれた。

話題賞である富山敬賞は、声優として初の「NHK紅白歌合戦」出場を果たした水樹奈々が受賞。声優の魅力を最大限に発揮した作品に贈られるシナジー賞には「機動戦士ガンダム」が輝き、作品を代表するキャラクターを務めた古谷徹（アムロ・レイ役）、池田秀一（シャア・アズナブル役）が出席してトロフィーを受け取った。そのほか、歌唱賞に、「けいおん！」に登場するキャラクターが結成したバンド「放課後ティータイム」の豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈が選ばれた。

紅白に出場し“声優アーティスト”という存在を世に知らしめた水樹は「紅白初出場と聞いた時は見えないプレッシャーに押しつぶされそうになったこともありましたが、そんなとき、ファンの方の愛情と先輩方の応援の声に支えられました。これからは未来の声優にこの仕事の素晴らしさを伝えていけるよう努力したい」とコメントした。

'09年に放送30周年を迎えた「機動戦士ガンダム」は東京・台場に等身大ガンダムが制作されて再び話題に。池田は「作品にかかわるみんなを代表してこの賞を頂きに来ました。天国にいる方にも見えているかな」と受賞の言葉を。古谷は「ガンダムシリーズはこれからも続々とリリースされますのでぜひ見てください。『アムロ、シナジー賞もらいまーす！』」とおなじみのせりふで受賞を喜んだ。

歌唱賞に選ばれた「放課後ティータイム」は、同名のミニアルバムがアニメキャラクター名義で発売された作品としてオリコン史上初の週間チャート1位を記録。主人公の声を担当した豊崎は「この賞はキャラクターたちに代わって受賞しているという気持ち。祝福はキャラクターたちに伝えたい。そして『けいおん！』の音楽制作チームにも！」とコメントした。

主演女優賞の沢城は「普段、家で淡々と台本チェックをするのが仕事で、それがこんなに華やかな舞台につながるなんて不思議です。1つ1つ、胸を張って仕事ができるよう頑張っていきたい」と意気込みを語った。また、主演男優賞の小野は「これまでかかわった作品や、自分を支えてくれた皆さまの“総合力”でこの場に立つことができたと思います」と感謝の言葉を述べていた。