又吉直樹と西野亮廣 対談「『好きを追求すること』と『その代償』」(連載最終回)

2018/01/16 12:00 配信

芸能一般

好きなことをすればいい芸人って楽しい!


又吉 今はまだ僕らみたいなんは少数派じゃないですか。でも「絵本書いて、小説書いて、何が芸人やねん」って言ってる芸人は、もうあんまりいないと思いますけど、いたとしても、その人より西野くんのほうがライブやってる可能性があるから。そういうことって多々あるんですよ。僕もそう。

西野 確かに。

又吉 でも、そういうこと僕は言わないです(笑)。

西野 言いなさいよ(笑)。僕は又吉くんのファンなんです。マネージャーにも言ってるけど、むっちゃうらやましいし、しかもだいぶ好きなことやれているので。こういう芸人さんが増えるといいなと思う。又吉くんみたいな芸人が増えたら、芸人になりたい奴が増えるだろうなぁって。小説書いてもいいし、どんな活動してもいいっていうのを示してくれたら後輩たちはラクだから。

又吉 僕も言っていかなあかんな。

西野 でも作品で言ってるから、又吉くんは。「芸人とは、これをして、これをして、これをしちゃダメなんだ」ってやっちゃうと、やっぱりちょっと窮屈ですよね。

又吉 僕も西野くんの活動は昔から好きなんで、ええなあと思いながら見てました。共通する部分はあるなって思ってましたね。このままどんどん意思を表明してもらって。

西野 芸人って好きなことは何でもできるから。吉本はいいっすね、やっぱ(笑)。

(完)

【写真を見る】活動を広げる2人にとっての「芸人」像を語り合った


関連人物