3月28日(水)夜10時からNHK BSプレミアムで放送される、愛知発地域ドラマ「真夜中のスーパーカー」のロケ取材会が、1月15日に愛知・トヨタ博物館で行われ、山本美月、唐沢寿明、上遠野太洸が出席した。
同作は愛知・長久手にある自動車博物館を舞台に、自動車開発に命を懸ける人々の葛藤と軌跡を描くファンタジードラマ。
カーデザイナーの主人公・白雪を演じる山本は「この物語では2000GTや登場人物のリカルドと出会うことで成長していくお話です。ドラマ撮影を通じて私自身も成長していけたらと思っています」と話し、「もともと車に詳しくなかったのですが、今回の作品で興味が出てきましたので、きっと私のような方にも楽しんでいただける内容だと思います」とドラマを通して自身にあった変化を踏まえ、作品をアピールした。
一方、白いレーシングスーツの男を演じる唐沢は「私は今日から撮影に入りますが、本当にナイトミュージアムのようなファンタジーな内容で、私自身も2000GTを所有していて、車を見るだけで顔がほころんでしまい、相変わらずこの車にほれ込んでいます」と自動車愛を爆発させた。
続けて「その化身役をできるということは非常にうれしいことです。このドラマをやらなくて何をするんだというくらい、うれしい役どころとなりましたので精いっぱい楽しい作品にしたいと思います」と意気込んだ。
上遠野演じるリカルドは、日系ブラジル人4世という役どころ。「今回は車に関する知識を披露するとか愛を語るとかまではないのですが、ドラマの見どころの一つでもある実際に日本にいる日系人の方たち、そのうちの一人として、心情などを悲劇的というよりは悲しいけれどありふれた現実の一つとして、ドラマで見せていけたらと思っています」とコメントした。
さらに「そこには悲壮感ではなく、これは現実にあることだよと、そういった人たちがどういう思いを抱きながら、いわゆる出稼ぎなどの環境でどう生きているのかなど表現して伝えていけたらと思っています」と役づくりについて語った。
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