岩田剛典、ノースタントで欅の木に登る熱演! “河瀬組”「Vision」出演決定

2018/01/18 08:55 配信

映画

「Vision」への出演が決まった岩田剛典、夏木マリ、田中泯、美波、森山未來(写真左上から時計回り)

ジュリエット・ビノシュ永瀬正敏がW主演を務め、2018年に全国公開される映画「Vision」の追加キャストが判明。日本の音楽シーンをリードするEXILE/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのパフォーマー・岩田剛典や、美波森山未來田中泯という強力な布陣が脇を固める。

岩田といえば、2016年公開の「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」で映画初主演を果たし、「第41回報知映画賞」や「第40回日本アカデミー賞」で新人賞を受賞。また、一大プロジェクト「HIGH&LOW」シリーズでは、コブラ役での好演も記憶に新しく、パフォーマーとしてだけでなく、演技の方でも活躍の幅を広げてきた。

今回は、世界中で多くのファンが待ち望む河瀬直美監督作品に初めて参加し、新たな一歩を踏み出す。

そんな岩田が演じる鈴(りん)という青年は、永瀬演じる智と同じ“山守”として山で生きているという設定で、撮影時にはスタントなしで実際に欅の木に登るなど、果敢に撮影に挑んだ。

ジュリエット・ビノシュ演じるフランス人エッセーストのアシスタント役・花を務めた美波は、深作欣二監督作「バトルロワイヤル」(2000年)で鮮烈なデビューを果たし、現在はフランスに拠点を置きながら、映画、テレビドラマ、舞台などで活躍。本作では流ちょうなフランス語も披露している。

さらに、2016年公開の「怒り」で「第40回日本アカデミー賞」優秀助演男優賞を受賞した森山は、同年の「第10回日本ダンスフォーラム賞」を受賞。ダンサーとしての活動も幅広く、現在も舞台「プルートゥ PLUTO」で主演を務め、2月にはヨーロッパ公演も控えている。岳(がく)という猟師を演じ、山守とは違う形ながら彼もまた、山に生き、山を守る。

そして特別出演として日本を代表する舞踊家の田中が、森山と共に河瀬作品に初めて参加。岳と同様、猟師の源(げん)を演じる。

また、俳優業・演出業のみならず、最近ではライブ活動も精力的に続ける夏木マリが、こちらも河瀬作品に初めての出演を果たすことも決定。声優としてもさまざまな作品に出演し、多彩な声で観客を魅了し続けている。

本作で初共演となるジュリエット・ビノシュは、夏木との共演シーン、ファーストカットの際に「あのマリという人はどんな俳優なの?」とスタッフに尋ね、自らの携帯で夏木の情報を検索するなど一目を置く存在だった。

世界的名女優との共演は、世界中のファンから注目を集めることになりそうだ。そんな夏木が演じるアキという老女もまた山で生き、古くから伝わる薬草を作り、自然と共存しながら静かに暮らしている。

「雨が来る」と天気の変化を言い当てる不思議な力を持つアキは、ジャンヌが山に入ってくることを予言し、智とジャンヌの運命を導く。