――そんな中で、女優として演じることの面白さを感じる瞬間は?
女優に関して言うと、向いていないの一点でしょうね。自分には向いていないと思うことの大切さに気付かされました。その中で監督と話し合いながら摺り合わせていって、共演者の方たちにも助けられて何とか形になっている。
しばらくは、それでいいんじゃないかと思っています。作品を盛り上げる手伝いに選ばれたんだったら、ちゃんとその務めを果たそうと。
――何かを作るという喜びは?
きっと感じると思うんです、この先。でも、今じゃない気がします。今は、まだ過程で、出来上がったものがしっかりテレビに映って、そこで安堵(あんど)して、また次へという感覚。
いずれ、その安堵のポイントが演技が終わった後に移行される日が、そこにうれしさを感じる瞬間が来るんでしょうけど、今ではないかなと思っています。
――2018年になって、その~、何と言いますか、壇蜜さんも新しい年を迎えて目標を…。
今、私に今年の目標のようなものを聞こうとしたけど、途中で「そんなこと考えたりしないよなぁ」って思いましたよね(笑)。
――いやいや、質問しておきながらこんなことを言うのはおかしいんですけど、私自身は目標を立てるタイプではないので…。
それは、右に同じです(笑)。だけど、できれば健やかでありたいとは常に思っています。現状、健やかではないとなると、多大なる迷惑をかけてしまう環境で働いているので、不調なところは絶対に見せない一年であれと、毎年願っています。
後は、できるだけ“10%増量”って書いてある詰め替え用のものは、ちゃんと見つけたい(笑)。
――結構、あるんですよね。油断していると、つい見逃してしまいます(笑)。
そうなんです、ちょこちょこあるんですよ。ヤツらは、普通のサイズに混ざっていたりしますからね。ここ4、5年は、それを逃さずしっかり見つけようと思っています!って、これ、何の話ですか(笑)。
取材・文=月山武桜
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