AKB48を筆頭とするAKB48姉妹グループの末っ子として2017年3月に誕生したSTU48が、1月31日(水)にリリースされるシングル「暗闇」でメジャーデビュー。AKB48グループ史上、結成から最短でのメジャーデビューということで注目されている。
既存の姉妹グループは劇場を構えるひとつの都市を中心に活動しているが、STU48はその名の通り四国、中国地方に及ぶ“瀬戸内7県”が活動の舞台。まだ初々しさは残るものの、各地から集まったメンバーはいずれも個性派ぞろいだ。
今回は初代センターに任命された瀧野由美子、AKB48チーム4との兼任でSTU48のキャプテンを務める岡田奈々、14歳ながらしっかり者の岩下陽菜、トークで才能を発揮中の薮下楓を直撃取材。メジャーデビューへの思いとグループが目指す未来について語ってもらった。
――メジャーデビュー曲のタイトルが「暗闇」ということで、かなり驚いたそうですね。
岩田陽菜:いい意味で裏切られたなって思いました。ファンの方の反応が楽しみです。衣装が瀬戸内の冬の海をイメージしているそうなので、そこにも注目していただきたいです。
瀧野由美子:歌詞を読んで自分なりにタイトルの意味を考えました。希望が見えないという意味の暗闇ではないなって。私の地元(山口県)は田舎なので夜には家の周りが真っ暗になります。この「暗闇」は瀬戸内の夜の情景でもあると思っています。
薮下楓:STU48が見せていない面はまだまだたくさんあって、この「暗闇」はこれから見せていきたい一面かもしれません。メジャーデビュー曲としてはタイトルがちょっと暗く聞こえるかもしれませんが、個人的に好きな曲調です。あと、すごい量の歌詞が詰め込まれているなって思います。
岡田奈々:今はこういう少し泥くさいというか、必死で生きている姿を歌った楽曲にグッとくるんじゃないかなと思います。メジャーデビューということでキラキラ感がある曲になるかなって思ってはいましたが、逆にうれしいですね。
――メジャーデビュー曲からすでにオリジナリティーが強いSTU48ですが、現時点で感じている“STU48らしさ”とは?
岩田:地元のお祭りとかイベントに行く機会がたくさんあるので、地元のみなさんにとって“近くに感じられるアイドル”じゃないかなと思います。
瀧野:地元で愛されたいという気持ちは強いですね。「上京したい」とか「東京で売れたい」ということじゃなくて、瀬戸内のみなさんに愛されるグループになりたいというのが一番の目標なんです。瀬戸内7県を拠点にしているので活動範囲が広いのもSTU48ならではだと思います。
薮下:瀬戸内はどこを撮っても写真映えするんですよ。自然はもちろんですけど、街中のどこを撮ってもオシャレなんです。「瀬戸内の声」(AKB48「願いごとの持ち腐れ」劇場盤に収録)、は瀬戸内7県で、「思い出せてよかった」(AKB48「11月のアンクレット」Type Aに収録)は香川県で撮影したんですけど、今回の「暗闇」のMVも愛媛県で撮影をして、素敵な映像に仕上がっています。
岡田:地元感はたしかに強いよね。わたしは神奈川県の出身なので、瀬戸内、関西、九州とみんなそれぞれの方言でしゃべっていると、「あれ? 今私はどこにいるんだろう?」ってなっちゃうこともあります(笑)。みんなの方言がすごくカワイイです。
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