銀座中央署の刑事・将野軍平(村上弘明)は自他ともに認める歴史オタクで、後輩刑事の久野苺子(笛木優子)や茶屋乙美(中村静香)から“将軍”と呼ばれている。
ある日、東京・西銀座の路地裏でスーパー店員・片瀬江里(舟木幸)の刺殺体が見つかった。臨場した将野は周囲に検問を張って不審者を洗い出すよう指示を出すとともに、遺体の第一発見者から状況を聞く。その女性は迷彩服の人影が現場から走り去るのを目撃したという。
近くの防犯カメラを確認したところ、容疑者はなんと7人も検知され、将野は「まるで平将門の影武者伝説だな」とつぶやく。将門が影武者6人を並べ、敵をかく乱した伝説を思い浮かべたのだ。
まもなく、将野たちは現場近くの公園で迷彩服の男、浦賀有人(窪塚俊介)を確保。浦賀は「午後3時、西銀座の路地裏を通った人を殺してくれ」という闇サイトの書き込みを見て現場に行ったと打ち明けるものの、犯行は否認する。
やがて、闇サイトに殺人依頼を書き込んだ発信元が、大手物流会社と判明。将野は、その会社のAI開発担当・中山明日香(井上和香)に事情を聞きに行く。明日香はAIを使った全国自動配送システム「ダイナゴン」を開発中で、最初はダイナゴンが人間に殺意を抱く訳がないと話していたが、悪質なコンピューターウイルスに感染して暴走した可能性を考え始める。
やはり黒幕は、AIのダイナゴンなのか!? その後、将野は得意の歴史的考察を武器に、地道に謎を解いていく。
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