原田泰造「柴犬よりなついた」“息子”七瀬公との仲をアピール

2018/01/19 06:15 配信

映画

映画「ミッドナイト・バス」完成披露舞台あいさつに登壇した七瀬公、山本未來、原田泰造、竹下昌男監督(写真左から)(C)2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社

原田泰造主演の映画「ミッドナイト・バス」の完成披露舞台あいさつが11月18日に行われ、原田の他、山本未來七瀬公竹下昌男監督が登壇した。

同作品は、長距離深夜バス運転手でバツイチの高宮利一(原田)が、16年前に別れた妻と偶然再会したことから、男として、父親として、家族や恋人と向き合いながら新たな一歩を踏み出していく姿を、重厚な演出で描き出す。

原田は、初主演映画「ジャンプ」以来2度目となる竹下監督に「人間の感情の揺れ動きを表すのがうまい監督。勝手に先生だと思っている。監督に会うとピシッとするので、まるで先生と生徒です」と最敬礼。

また、原田は撮影のために大型自動車免許を取得したことを明かし、「3カ月くらい教習所に通いました。教習所の先生からも『仕事がなくなったらやりなよ』と言われた」と筋の良さを自画自賛した。

利一の元妻・美雪を演じた山本は、「原田さんが演じた役とは微妙な距離があるので、知り過ぎないようにと思い、撮影中はあまり話しかけませんでした」と振り返り、本作を通して「離れていても、一緒に住んでいても、軸として繋がっているのが家族だと思った」と家族の形にしみじみ。

利一と美雪の息子・怜司役の七瀬は、役柄と自身の境遇を重ねながら「ひとり親だからこその苦労や大変さを知っているところからスタートできたのは、自分にとって大きな利点だった」と話した。

そんな七瀬に、原田は「自分の本当の息子も同い年。でも、こんなに肌はつるつるじゃない」と七瀬のきめの細かい美肌ぶりをいじり、「距離感は実際の息子と同じで、なついてくれた。劇中にシバイヌが出てきますが、それ以上になついてくれました」と仲の良さをアピールした。

長編映画監督第2作目となった竹下監督は、「真冬の新潟で撮りたくて、企画は2年だが、撮影は昨年3月に25日間でやったので大変だった」と明かすと、原田は「スケジュールもギュウギュウ。久々に立って寝ているスタッフを見た」とハードな目撃談を明かしつつ、「でも撮影は本当に楽しかった」と充実した表情。山本も「役はきつかったがやりがいもあり、楽しい撮影だった」と回想した。

最後に、原田は「みんなで大事に作った映画です。ゆっくりとみてほしい」と思いを込めた。