志尊淳演じる“ヒロイン”・みきは『120点です』「女子的生活」裏方の告白【第2弾】

2018/01/25 07:00 配信

ドラマ インタビュー

メイクもファッションも自然でおしゃれ! “小川みき”を形作るポイントとは?(C)NHK


1月26日(金)に最終回を迎えるドラマ「女子的生活」(毎週金夜10:00-10:50NHK総合)。

同作は、見た目は美人OLだが、実は体は男性で心は女性、恋愛対象も女性という複雑な“性”を持つ小川みき(志尊淳)の奮闘を痛快に描いている。

1月19日に放送された第3話(再放送は1月24日[水]夜2:20、NHK総合)では、みきが初めて女性の姿で家族と対面。親子、友人、きょうだいなどの人間関係における“距離”についての優しい“答え”を差し出すようなストーリーになっていた。

田舎を飛び出し、ファッションの街・神戸で「女子的生活」を送る主人公・小川みき。

みきの仕草や話し方が“リアル”であることが、この物語に現実的な“日常感”を与える要になっている。

今回、同作のトランスジェンダー指導を行っている西原さつき氏と、映像デザインの伴内絵里子氏にインタビュー。第2弾では、西原氏が“女性らしさ”を出すために指導したポイントや、細かい心情描写に込められた思いを語る。

目指したのは「街にいそうな、ちょっとデキるお姉さん」


【写真を見る】後藤が出ていき1人の生活を満喫するみき。少しだけ寂しげ…(C)NHK


――“小川みき”の見た目についてこだわったのはどこですか?

派手すぎないナチュラルなメイクや、長身を活かしたモデル風ファッションなどで「オネェ」の方とは違ったように見せるために工夫しました。

それと過度な振る舞いもしないように意識し、自然体の「街にいそうな、ちょっとデキるお姉さん」をイメージして作り込んでいます。

――「女性の見た目で、恋愛対象も女性」というトランスジェンダーを意識して作り上げた部分はありますか?

男性の苦労が理解できる部分です。

坂木司さんの原作の中でも「男性の方が自殺率が高い」とみきが考察しているように、男性として生きることは本当に大変です。女性も、もちろん大変なのですが、だからこそ男性時代の辛さを忘れないように作り上げています。みきちゃんの場合は、それらも全て乗り越えた、すごい人なんですけどね。

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