老舗造園会社で働く松尾亮(市原隼人)は、クライアントのオフィスビルにレンタル植木の搬入作業中、突風でめくれた里川茜(伊藤歩)のスカートについ目がいってしまう。
そんな才色兼備の社長秘書・茜には、新入社員・城崎遥飛(白洲迅)が突然「一緒にお茶なんか無理っぽい?」と、人懐っこく声をかける。茜は10歳以上年下の言動に面食らってしまうが、その屈託のなさには思わず笑みをこぼす。
だが、茜が背を向け歩き出した途端、後ろ姿を追う遥飛の目からは、さっきまでの無邪気さが消えてなくなっていた。
そんな中、亮は勤務先の社長・丹野文彦(柳葉敏郎)から、娘の香(森川葵)と結婚し、家業を継いでもらえないかと切り出される。中学卒業後、家出同然で東京に来てからずっと住み込みで働いてきた亮にとって、社長は親も同然。香もまた一緒に育ってきた妹のような存在で、突然の話に亮は困惑する。
一方、香はフェミニンな装いに身を包み、ガールズバーで働いていた。昼間は化粧っ気もなく工事現場で働き、夜は美しく着飾りガールズバーで接客。香は性的アイデンティティーに悩んでいた。そんな香の元に、新規客の黒田梓(志田未来)がやってくる。最初は緊張気味の梓だったが、夫の愚痴を聞いてもらううちに、同年代の香と打ち解けていく。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)