ドラマCD「王子様(笑)シリーズ」第2巻のアフレコがスタート! 置鮎龍太郎が「想像力を豊かに働かせて聴いてほしい」

2010/03/20 19:25 配信

アニメ 芸能一般

お姫様の物語を、相手役の王子様目線でつづる「王子様(笑)シリーズ」ドラマCD(C)フロンティアワークス

人気男性声優陣をそろえた話題のドラマCD「王子様(笑)シリーズ」の第2巻のアフレコがスタート。そこで、メーンキャストを務める宮野真守、置鮎龍太郎、竹本英史に作品の魅力を語ってもらった。

本作は、そのタイトルが指すように、古今東西の童話や昔話で語られるお姫様の物語を、その相手役である王子様目線でつづっていくというもので、知られざる王子様の本音や素顔が描かれていく。

4月21日(水)に発売される「白雪姫」「シンデレラ」「ラプンツェル」を収めた第1巻に続き、第2巻では「アラジンと不思議なランプ」「竹取物語」「源氏物語」を収録。そして、第2巻でも、それぞれの王子様が互いにし烈なトークを繰り広げる「座談会」や、出演声優によるキャストトークを収録。置鮎は恋心を抱きながらもかぐや姫と結ばれることのなかった悲恋の帝を、宮野は魔法のランプを巧みに使い成り上がっていく腹黒いアラジンを、そして竹本はそんなアラジンに仕えるランプの魔神ほか、3作すべてに出演し、よきツッコミ役を好演している。

いずれも独創的なストーリーが展開していく本作に、「普段はお姫様がメーンになるお話の中で、その裏で王子様はどんな生活を過ごしているのかっていうところがさらにオリジナルの解釈で繰り広げられ、その試みがすごく引かれるというか、面白いと思いました」とその印象を語った宮野だが、彼の言う通り本作にはそのユニークな解釈、誰もが慣れ親しんだ元となる物語があるからこそ堪能できるパロディーが満載だという。

また、そのシナリオは古典を扱いながらも現代的なアレンジも施されており、「竹取物語」で帝の弟役を演じた竹本は「ずいぶん現代風に、普通にしゃべっちゃったなあと(笑)。オッキー(置鮎)さんの帝との役作りの差がね、いい方に出てればいいなって」とコメント。一方の置鮎は「(古典的か現代的か)どっちに役作りを置くかというので別れただけで。僕は帝というポジションがあったので(古典を)ちょっと重視してやりました」とのことで、その堂々たるやんごとなき演技には、竹本も「はんなりしてたね〜」と賞賛のため息を漏らしていた。

そんな帝の恋がいかに描かれるか大いに気になる今回の「竹取物語」だが、女性声優は一切出演しない、まさに王子様視点オンリーな設定に、置鮎も「ヒロインと完全に一人芝居の状態になってしまうので、そこは想像力を豊かに働かせて聴いてほしいと思います」と見どころをアピール。女性ファンにとってはお姫様気分で悲恋の王子様とウットリできる垂えんの作品としても楽しめそうだ。