映画とOVAのハイブリッドで功を奏す!「ガンダムUC(ユニコーン)」のBD/DVDが、初週売り上げで1位を獲得

2010/03/20 20:35 配信

アニメ 芸能一般

3月12日に発売された「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)1」のBlu-ray Discが発売から1週間で約5万6千枚を売り上げ、3月22日付のオリコン週間ランキングで1位を獲得。アニメ映画「サマーウォーズ」('09年)が持っていたBlu-rayの初週売り上げ記録5万4千枚を抜き、アニメ部門での歴代1位となった。この売り上げ数は総合部門では「マイケルジャクソン THIS IS IT」('09年)に次ぐ歴代2位。同時発売のDVDも総合部門で週間1位を獲得し、両メディアダブルでの1位はアニメ史上3作目の快挙だ。

同作は、SFロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作で、「亡国のイージス」などで知られる小説家の福井晴敏が記した同名小説のアニメ化第1巻。物語は映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」('88年)から3年後の宇宙世紀0096年の工業コロニー「インダストリアル7」を舞台に、主人公の少年バナージ・リンクス(声・内山昂輝)とMS(モビルスーツ)ユニコーンガンダムの出会いや、謎めいた少女、オードリー・バーン(声・藤村歩)とのかかわりを通して宇宙世界の抗争を描く。

本作は、OVA(オリジナルビデオアニメーション)と呼ばれる“買って見るアニメ”だが、昔と違うのはBD/DVDの発売に先立ち、全国5都市8館で第1話をプレミア上映したことや、ネット上で冒頭7分間を無料配信するなど、現代ならではのさまざまな戦略が施されたこと。その甲斐あって、これまでは通なマニアにしか伝わらなかった“OVA”情報が広くファン全体に行き渡った。また、世界同時展開のクロスオーバーコンテンツでもあり、アジア、特に香港で人気がある女優の栗山千明が主題歌「流星のナミダ」を歌ったことが同国での評判にもつながった。

内容においては特にMSのアクションシーンと主人公・バナージの描写に評価が高い。また、敵役のフル・フロンタル(声・池田秀一)が往年の人気キャラ“赤い彗星”ことシャア・アズナブルの再来といわれていたり、ヒロインのオードリーの出自も初代「機動戦士ガンダム」('79年)からつながっていたりと、古くからのファンの胸を熱くするような設定が満載だ。

なお、第2巻となる「赤い彗星」は秋に発売予定。