赤澤燈、約2年ぶりチャクロ役で「お客さんの心に記録」 “クジ砂”再演に新キャストも揃って意気込み

2018/01/25 13:30 配信

2.5次元


同じくスオウ役の崎山、ネリ/エマ役の大野が前作から続投。大野は「再演は作品を愛して支えてくれる皆さんがいてこそ」とあらためて感謝を述べ、崎山は「人が人を思う気持ちを細かいところまで作って今日を迎えました。この作品にとって記録というのは大事なもの。心の記録として持って帰っていただけたら」とファンに呼びかけた。

スオウ役の崎山つばさ


また、新たなキャストとして財木(オウニ役)、伊万里(オルカ役)、有澤(シュアン役)、伊崎(リョダリ役)、高橋(サミ役)が今回からカンパニーに加わった。

険しい表情での登場となった財木は、ゲネプロ前にも通し稽古があったそうで「足がつっていまして」と笑いを誘っていたが、激しい舞台であることを伺わせた。続けて「けがなく千穐楽まで頑張っていきたい」と決意に似た意気込みをにじませ、有澤は「苦戦することがたくさんあったけど、皆からのアドバイスで今は120%の自信を持って本番に臨める」と信頼感。高橋は「本編ではサミのいろいろな表情を出していけたら」とアピールした。

「足がつった」と腰を下ろすのに苦労していたオウニ役の財木琢磨


初演を見ていたという伊万里は「本当に感動していい作品だと思っていたので、こうして再演の舞台に立つことが出来てうれしい」と喜びもひとしお。伊崎も「約2年前にこの劇場の客席から見ていた僕が今ここに立っている。不思議な気持ちと幸せな気持ちが両方混じり合って、役者をやっていてよかったと今とてつもなく思っています」としみじみ語っていた。

キャラクターそれぞれの感情が丁寧に描かれる舞台「クジラの子らは砂上に歌う」ゲネプロより


舞台は2018年1月25日(木)~28日(日)にAiiA 2.5 Theater Tokyo、2月2日(金)~4日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。