吉沢亮が猫に!? 沢尻エリカ主演「猫は抱くもの」追加キャスト発表

2018/01/28 05:05 配信

映画

「猫は抱くもの」追加キャストの吉沢亮(左)、峯田和伸(右上)、コムアイ(右下)(C)2018「猫は抱くもの」製作委員会

6月23日(土)に全国公開となる、沢尻エリカ6年ぶりの主演映画「猫は抱くもの」の追加キャストとして吉沢亮、銀杏BOYZ・峯田和伸、水曜日のカンパネラ・コムアイが発表された。

本作は、“アイドルの夢を諦めた、妄想好きのアラサー女性”と“自分を彼女の恋人だと思い込んでいる猫”の関係を描いた、ハートウオーミングな物語。こじらせた1人と1匹のおかしくていとおしい空想が、見る者に自分らしく生きるヒントをくれる作品となっている。

メガホンを取るのは「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)、「メゾン・ド・ヒミコ」(2005年)などの繊細な恋愛ドラマから、「のぼうの城」(2012年)のような歴史的大作まで幅広いジャンルの作品を生み出してきた犬童一心監督。

大島弓子の名作「グーグーだって猫である」の映画版(2008年)とドラマ版(2014、16年、WOWOW)も手掛け、「猫を撮らせたら日本世界随一」と言っても過言ではない“猫映画の名手”としても知られており、最新作「猫は抱くもの」は猫映画の決定版にして、犬童ワールドの集大成となっている。

そして今回、発表された追加キャストの3人はそれぞれ重要な役どころを演じる。

劇中の実写の猫に加えて擬人化された猫たちも多数登場する中、吉沢が演じるのは、主人公・沙織(沢尻)の相手役で、自分を主人公の恋人だと思い込むロシアンブルーの猫・良男(ヨシオ)。

話題作にも多く出演し、演技も高評価されて今最も注目されている吉沢は、今回の出演に関して「監督の犬童さん、脚本の高田(亮)さん、そして主演の沢尻さんと、いつかお仕事でご一緒したいと思っていた方ばかりの現場で、僕にとって夢のような空間でした。

猫だけど自分を人間だと信じている良男を、人間の僕が演じるという。とにかく素直に、沢尻さん演じる沙織の事が好きでしょうがないという気持ちを大切に演じました。たくさんの方に見ていただきたいです」とコメント。

また、映画初主演にして良男の相棒となる猫・キイロを演じたのは、ユーモアと中毒性のある音楽やパフォーマンスでファンを魅了してやまない水曜日のカンパネラのボーカル・コムアイ

「この映画に参加して成長できたことをうれしく思います。猫の映画と聞いて、猫と遊べる!と思って受けたのに、自分が猫の役だったので、実際に猫と戯れるシーンがなかったのは、落とし穴でした」とコメントし、自身の役柄に関して「どこにも通じ、どこにも属さない。猫は、人間と野生を行き来する生き物ですが、特に私が演じた猫・キイロは人間の元で飼われたり、野良として過ごしたり、流れに任せながらも自分で決めているキャラクターです」と、役柄の背景を語った。

共演者の吉沢については「吉沢さんは、鋼鉄の男! 芝居がどういう向きでどういう表情に見えるかということをはっきり知っていて、常に完璧な猫・良男でした。いつも引っ張っていただいて、感謝しています。吉沢さん演じる良男は、必死なのがおかしくて、かわいそうな時も笑えちゃう、チャーミングなキャラクターです」とコメント。

追加キャストの最後の1人は、ロックバンド・銀杏BOYZでボーカル&ギターを務める峯田。

俳優としての活躍も目覚ましい彼が演じるのは、猫のキイロをこよなく愛し、主人公・沙織の気になる存在として登場する、画家のゴッホこと後藤保。

犬童監督に関しての質問をすると「オファーを頂いた時に胸が熱くなりました。犬童監督の演出は、細やかで、こちら側に寄りそって意見を言ってくださって、とても心強かったです」と語り、共演者の印象について「主演の沢尻さんは、目がまっすぐで、うそが何もない方。コムアイさんは、動物的で、本当に猫みたいでした」と答えた。

沢尻×犬童監督の初タッグに加え、個性豊かなキャラクターが登場する「猫は抱くもの」は、6月23日(土)より全国公開。