帝国劇場で公演中の堂本光一主演舞台「Endless SHOCK」が、3月21日の昼の部で、SHOCKシリーズ通算700回公演を達成。その偉業を祝し、公演後に特別カーテンコールが行われた。
この記録は、故・森繁久彌氏の「屋根の上のヴァイオリン弾き」(’67〜’86年)が持つ帝国劇場単独主演記録625回を大きく更新するもので、700回公演までの動員数は累計129万800人に達する。更に7月の千秋楽時には751公演を終える予定となっている。
特別カーテンコールでは、観客に挨拶する堂本の後ろのスクリーンに、突然大きな音と共に打ち上げ花火の映像が映り、「祝700回公演SHOCK」の文字が登場。振り返って「何が起きたのかと思った〜!」と焦る堂本に、続けて近藤真彦、少年隊、生田斗真、大倉忠義、錦戸亮からのお祝いのビデオメッセージが上映された。堂本は「共演したみんなの顔見ると、あ〜あの時、あいつとこういう事あったなーって、いろいろ思い出しますね」と、植草克秀からのサプライズに満面の笑みを見せるも、「自分はこのみんなと一緒にステージに立てていることが本当に幸せです。あと何十分か後に701回目がすぐ始まりますけど、また新たな気持ちで、突き進んでいきたいなと思います」とすでに気持ちを引き締めていた。
700回中125回共演している植草は、サプライズについて「普段光一がすごく努力をしてるというか、疲れを顔に出さずほんと頑張っている姿を見まして、何か俺に出来ることはないだろうかって考えたんです」と告白。そして「本当に光一は、何があっても絶対あきらめずにやる!っていうところがすごいですね。見てて教わることいっぱいあります。ですので、少年隊で(舞台を)やった時よりも、光一とやってる時の方が、なんか頑張んなきゃいけないなって思います(笑)」と笑いを誘った。
一方、堂本は「正直全然疲れてません!というのは嘘になるんですが、でもやっぱりステージに立っちゃうと、そんなのどうでもよくなるんですね。だから毎日ほんとに気持ちよく、幸せにステージに立ってますね」と、初日から体重が約3kg落ちたことを明かしつつも余裕のコメントを。
また700回を振り返って堂本は「スタッフとぶつかったこともいろいろありましたし、足首の靭帯を切っちゃたこともありました。でも、すべてがあって今があると思います。SHOCKは自分の人格というか、自分自身を形成したもののひとつですね」と感慨深げの様子。
最後に堂本は「700回やれたっていうのは、僕だけの力ではなくこのSHOCKというものに携わってくれたみなさんのお陰です。そして今は、植草さんを始めとして、本当に素晴らしいカンパニーですし、自分も今すごくいい状態。なので、7月にもまだ続きますけども、100公演大事にステージに向かっていきたいなと思います。ほんとにみなさん、ありがとうございます」と謙虚に感謝を述べた。そして「自分としてはやらせていただける限りはどんどんやっていきたいですね」と、力強い笑顔を見せた。
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