浜辺美波、ギャンブル狂な女子高生役「ギャップが本当に素敵な女の子」

2018/01/30 05:00 配信

ドラマ インタビュー

浜辺美波が、ギャンブル狂の女子高校生・夢子を演じる苦労などを語ったヘアメイク=鎌田順子/スタイリスト=有咲


――夢子の狂気的な演技は、特にテンションを上げないと演じるのが大変そうですよね。

撮影当日まで不安ばかりだったんですけれど、そういった演技に至るまでに芽亜里役の森川(葵)さんが物語の空気をすごく盛り上げてくださったので、そこに乗っかる感じというか。自然にテンションが上がって、心から高揚できたのでうれしかったです。

――共演されている高杉さん、森川さんの印象は?

お会いする前はお二人とも静かな方なのかなと思っていて。あと、少し年上のお兄さんお姉さんなので、合うお話があるかなと不安でした。

ですが、お二人とも漫画やアニメを見られたりするということで、そういうお話をよくさせていただいたりと想像以上に話が弾んだので、私としてはすごく楽しい現場でした。

優しく話を聞いてくれて、何げない質問にも優しく返してくれたので本当に楽しかったです。

――個性豊かなキャラが多い作品ですが、浜辺さんの中で印象的な人物は?

木渡役の矢本(悠馬)さんですね。見た目も含めて原作のキャラクターを膨らませているんですけれど、撮影中何回見ても笑っちゃうことがあって、その時は極力一点を見つめて話をあまり聞かないようにしたりしていました(笑)。

それくらい面白い役に育てて演じていらしたので、印象的でしたし、木渡のシーンは本当に楽しみです。

――英監督もよく現場で笑われているようでしたが、そういう部分でも大変でしたか?

釣られ笑いということもあるんですけれど、私は初めて監督とご一緒したので、どちらかというと段取りの段階で監督が笑うとセリフが飛んじゃうってことが最初はよくあって(笑)、それをまず克服しなきゃなと思って演じました。

――1話ではギャンブル中に芽亜里以外が止まるというシーンがありましたが、全く動いてなかったことがすごいと話題でしたね。

モニターで自分の目だけを追って確認したんですけれど、ちゃんとまばたきしていなくて、動いてもいなかったので、ここは頑張ったなって(笑)。

森川さんが机を回って最後私のところに来るんですけれど、近づいてくるときやあまり映ってない時はたくさんまばたきして、「来た!」と思ったときに止めたので、「上手くできたな」と自分を褒めたいです(笑)。

私よりも動きのある役の方も皆動いていなくて、完成度の高いすごく面白いシーンになったなと思います。

――最後に、本作の見どころを教えてください。

大体2話ごとにギャンブルをしているんですけれど、そのギャンブルで行われる対戦相手との心理戦と、個性的なキャラから見える人間の面白さがあります。

ギャンブルもルール自体凝ったものもあって面白いですし、その中でどんでん返しがあったりというような“裏の裏の裏”を探り合う心理戦が見どころです。

個性的なキャラの“賭け狂う”豹変具合も見ていてスカッとする部分があると思うので、ぜひ見てください。