滝沢秀明、初の弁護士役に悪戦苦闘中「夢にも出てきます、文字だけ(笑)」

2018/01/31 05:00 配信

ドラマ

制作発表会見に出席した(左から)遠藤憲一、横山めぐみ

2月3日(土)にスタートする“オトナの土ドラ”枠のドラマ「家族の旅路 家族を殺された男と殺した男」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)の試写会と制作発表会見が行われ、主演を務める滝沢秀明を筆頭に、遠藤憲一片岡鶴太郎谷村美月横山めぐみが登場した。

同ドラマは小杉健治の「父と子の旅路」を原作に、あらがうことのできない運命に翻弄(ほんろう)されていく弁護士・浅利祐介(滝沢)の苦悩を描く。骨太な人間ドラマとなっており、泣けるサスペンスだ。

初めて弁護士役を演じる滝沢は、「非常に難しい。弁護士として冷静な部分を保ちつつ、自分の案件でもありますので、役作りに苦労しています。事件に対して真剣に立ち向かっていく一人の男の成長物語も同時進行で描いていると思いますので、祐介の成長も意識して、最後までやり切りたいという気持ちで臨んでいます」と今回の役どころの難しさを明かす。

専門用語も多く、膨大な量のせりふを覚えることに苦労しているそうで、「時間があるときは、ずっと台本読んでますね。撮休も合間も撮影が終わってから寝る瞬間まで、ひたすら台本を見てます。それくらいやらないと追いつかなくて…。専門用語が多くて、頭の中はぐちゃぐちゃになってます(笑)。夢にも出てきます、文字だけ(笑)」と苦笑い。さらに、「5分あれば台本を見たいですし、明日もものすごく長いシーンがあるので、とにかく早く帰って覚えたいです(笑)」と、頭の中は作品のことでいっぱいのようだ。

「太陽の季節」(2002年、TBS系)以来の共演となる滝沢と遠藤。久々の共演に滝沢は、「今回ご一緒できるって聞いた時、非常にうれしかったです! 当時、初めてお会いした時は正直ビビッてたんですけども、ものすごい優しい方です」と声を弾ませると、遠藤も「こちらこそありがとうございます!」とにっこり。

そして、「本当に美しい顔をしている人だなぁと思ったんですけれど、そこは今でも変わらないです。ちょっと凛々しさが増して、僕が言うのもおこがましいんですが大人の色気みたいなものが付いてきて、よりいいんじゃないですかね」と共演を喜んだ。

滝沢も、「お互いせりふもすごく大変だし、テーマも重いんだけど、とにかくいい作品になるように力合わせて頑張ろうなって(遠藤さんが)言ってくださったので、今はとにかく胸を借りて、思いっきり浅利祐介の気持ちをぶつけていこうと思ってます」と、全身全霊で臨む覚悟で挑んでいるようだ。

2日に「クレイジージャーニー」(TBS系)に火山探検家として出演し、大きな反響を呼んでいたが、火山探検とドラマに通じることを問われると、「本当の自分を知るということじゃないですか。(境遇に身を焦がすという意味では)共通しています。(火山探検に)行ってよかったです。心の中は常に燃えていますから」と探検で手に入れた熱さを本作にもぶつけていく。

さらに、同ドラマでは、「記憶のカケラ」で主題歌も担当。2017年9月からタッキー&翼が活動休止をしているが、休止後初のソロ活動について意気込みや思うところはあるか聞かれると、「全くないですね(笑)。全くないですけど、こういった役への初挑戦するっていう気持ちの方が強いです。ありがたいことに、今回主題歌も担当させていただけるので、そういう意味では気合いはいつも以上にあります」と、前向きに語った。

また、放送スタート日は節分ということにちなみ、豆まきイベントも開催され、鬼の面をつけたプロレスラー・武藤敬司に扮(ふん)した神奈月が登場。滝沢の掛け声に合わせて、会場に集まったファンとキャストは神奈月に豆をぶつけ、高視聴率を祈願した。