劇中でごく一般的な公務員を演じている錦戸。その役への“染まりぶり”が、試写などで事前に見た人から好評を博している。
その絶妙にオーラを消した演技について、錦戸は「普段はきらびやかなステージに立っているけれど、お芝居の仕事ではアイドル的なところを出す必要がないと思っています。
家に帰ったら普通ですから。だからきらびやかなのは自分の側面の一つなんです」と意識することなく、等身大の演技であることを強調。
そんな錦戸は、関ジャニ∞ではギター担当だが、本作ではベースの腕前を披露している。「ベースを弾きながらだと、人の顔を見ても何も言われない時間だと気付いた。だから僕が演じた月末的には文(木村文乃)をずっと見ていたい時間だったのではないか」と役柄の心境を代弁。
しかし、ちょっぴり照れたのか「月末的にはですよ」と付け加えた。
メガホンを取った吉田監督は、そんな錦戸の魅力を「錦戸さんは、普通の青年を演じていながらも、視線を引き付ける力がある人。だからこそこの映画には必要だと思って声をかけた」と紹介。
さらに、完成した作品について「自分は欲張り。1本の映画でたくさんの感情を表現したい。1つの物語にうまく全部を取りこぼさずに盛り込むことをチャレンジとしてやろうとしているが、今回の作品でもそれができたのでは?」と自信をのぞかせた。
先日の大阪でのイベント時、錦戸は「この先自分にとって代表作と言えるような作品になっていると思います。純粋な気持ちで楽しんで見ていただけるとうれしいです」と語っていたが、間もなく迎える公開後、観客の目にはどう映るのか?
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