――いろいろな意味でも舞台初日は特別な日になりそうですね。
花村「そうですね…。本当はもっと関わりたかったところもたくさんあって。今回、作曲はそんなに関わっていないのでもっと入りたかったなって気持ちもありますし。でも自分が今できるベストは尽くしています!」
――楽曲以外でも演出の西田さんと話されたことは?
山本「話ではないですが、僕、これまで殺陣を全然やったことがなかったんです。でも今回とても動きやすい殺陣というか、次の手がすぐ出てくるような殺陣をつけてくださっている、すごいやりやすいんですよ。僕みたいに初心者でもうまく見えるような殺陣をつけてくださり、すごく助かってます」
――身長が高いので、動きがバシッと決まるときっと迫力ありますよね。
山本「決まればカッコイイんですけど。決まらないとほかの人よりダサくなちゃうので要練習です。一人だけ長刀なので、より目立つんですよね」
花村「僕は剣は立たないという役どころなので、まだ殺陣をやってないんですが、中島登の役については『テキトーでいい』と言われました(笑)。役作りを“テキトー”にではないですよ(笑)。今回は『テキトーな主人公なほどいい』と」
――ちなみに、中島は近藤たちの活躍に憧れて新撰組に入隊しますが、お2人の憧れや影響を受けた人物はいますか。
花村「親父ですかね。男らしいけど優しくて、理想の男です。僕が母を初めて泣かした日に、親父が家に帰ってきて泣いてる母を見て『(この人は)お前のおかんの前に俺の女や』って言ってて。『俺の女泣かしたやつは許さん』ってボコボコにされました(笑)。カッコイなと思ったし、そういう尊敬できる男になりたい」
山本「影響を受けた人は母親ですかね。母親もモデルをやっていた時期があって、小さい頃それを見てました。小さい頃からおしゃれな洋服も着せられて」
花村「だから背が高いんか…(溜息)」
山本「(笑)。それで洋服に興味を持ったし、モデルの仕事をしている時は、最初の頃はすごくダメ出しもされた。そういう面では母親に影響を受けたなと思います」
――最後に、作品を通して注目してほしいポイントや見どころを教えてください。
花村「お互いについて言いますか? 沖田は殺陣ですね。すごいです。ほぼ初めてでこれだけの殺陣をやることってなかなかないと思うので。身長も高いし長刀だし、しかも覚えた手はめちゃくちゃ迫力がある。最前のお客さん、迫力で死んじゃうんじゃないかと思います(笑)。楽しみにしていてほしいですね」
山本「中島は戦ってはいないんですけど、いろいろなところに現れますよね。そんな弱々しくて逃げてばかりだった中島が、刀を持つところはすごくカッコイイ。弱いけどちゃんと新撰組を背負って戦おうとしてる姿は見どころです!」
■プロフィール■ はなむら・そうた=1990年8月15日生まれ、兵庫県出身。5人組ダンス&ボーカルグループ「Da-iCE」のボーカルとして2014年1月15日にメジャーデビュー。今年1月17日発売の13thシングル「TOKYO MERRY GO ROUND」を皮切りに、5週年イヤーを展開している。2017年の舞台「ちるらん新撰組鎮魂歌」(土方歳三)で舞台初主演した。
やまもと・りょうすけ=1995年5月15日生まれ、奈良県出身。「仮面ライダーゴースト」(仮面ライダースペクター/深海マコト)、「陸王」(吉田)など幅広く活動している。メンズノンノ専属モデルとしても活躍中。舞台では2016年の「サバイバーズ・ギルト&シェイム」で主演を務めた。映画「ちょっとまて野球部!」が全国ロードショー中のほか、映画「ニート・ニート・ニート」が2018年公開予定。
小林裕美
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