――メインキャストは女性陣ばかりですが、アフレコの雰囲気はどのようなものですか?
色々気を遣っていただいています。津田美波さん(リザ役)はそれこそ本当にお姉さんという方で、毎週差し入れをしてくださり、共演者全員に気を配ってくれているのが分かります。すごく優しい方です。
高橋李依さん(ゼナ役)とは他の作品でご一緒している縁もあり、色々相談したりしてますし、事務所の先輩でもある悠木碧さん(アリサ役)からはアドバイスをよく頂いています。とても若い空気感のある現場なんですが、僕はまだ全然新人なので、皆さんが作り出してくれている優しい雰囲気に身を預けている感じです。
――女性陣に圧倒されたりはしませんか?
たまにガールズトークに花を咲かせているので、そういう時は距離を取って台本に目を落としています(笑)。でも、圧倒されるようなことはないですよ。あ、でも河野ひよりちゃん(ポチ役)は独特ですね。彼女は僕より年下(19歳)なんですけど、とにかく面白い子なんですよ。休憩中はいつもみんなを笑わせていて、毎回色んなネタを持ってくるんです。またそれにみんながツッコミを入れるという流れがすごく楽しいです。
――もし「デスマ」の世界に飛び込めたら、どんなことをしてみたいですか?
異世界妄想で常々思いを馳せていたことなんですけど、僕はとにかく観光をしたいです。戦うのもいいけど、何より異世界を堪能したいという気持ちがあって、どんな世界が広がっているのか、街を巡り、名所を巡っていきたいですね。あとはグルメも。「異世界だったら魔物の肉も食べるのかな?」「どんなお菓子があるのかな?」とか、そういうことをよく考えていたので、「デスマ」で描かれる世界は本当に僕がしたいと思っていたことばかりなんですよね。
――宿のご飯や露店の食べ物は美味しそうでした。
ああいうの、今後もちょいちょい出てきますよ。突然始まる異世界グルメリポート(笑)。僕もあのシーンは大好きです。少し前まで魔族と戦っていたのに、「急にほがらかなグルメ来ました!」みたいな。タイミングも絶妙ですよね。そこのギャップがすごく面白いと思います。豪勢な料理ではないんだけど、そこがまた良かったり。素朴で庶民感があるというか。これがこの世界の人たちの日常の食事なんだろうな、という料理で。戦いばかりでなく、そういう日常の光景も含め、異世界自体を描いてくれるところも「デスマ」の魅力ですね。
【声優・堀江瞬。認知されるより作品に寄り添える役者になりたい へと続く。同記事は2月1日朝11:00時配信予定】
文:鈴木康道
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