ギャンブルの強さが階級を決める学園での己を賭けた究極の心理戦を描いた異色ドラマ「賭ケグルイ」(TBSほか)。主人公・蛇喰夢子(浜辺美波)が対決する生徒会役員・伝統文化研究会会長の西洞院百合子を岡本夏美が演じている。西洞院と夢子はプレイヤーを“生”か“死”、いずれかに導く危険なゲーム「生か死か」を繰り広げた。
「撮影に入る前に原作コミックやアニメも見たんですが、ひと言で言って“なんだこの世界は?”と思いましたね。極限状態という設定ということもあり、本当にみんなおかしくなっていて…。ここまで振り切って演技をするのは初めて。今持てる力のマックスを出し切り演じました。女優としてひとつのハードルを乗り越えられたかな?と思います」
岡本演じる西洞院は、細目に袴姿が印象的な女子高校生。
「映像になると細目って分かりづらいんですよ。ただ、これが百合子の特徴のひとつなので、一層のこと目をつぶって演じてみよう!ということになり、基本、目を閉じて演じています。目をつぶると相手の反応が見えないので難しかったですね。モニターとかも見ず、自分の顔がどうなっているかも確認もしていないのでどんな顔になっているのか…。私が演じているって分かってもらえるか不安です(笑)。ちなみに細目も、驚いたら50%開けて、白目むいて…など色々アイデアを出しました。“目”についてこんなに真剣に考えたことなかったので、本当に面白かったです」
本作では、主人公でギャンブル狂の夢子に浜辺、ギャンブルに負けた最下層のポチ・鈴井涼太に高杉真宙、JKギャンブラー・早乙女芽亜里に森川葵といった若手演技派が出演している。
「物語はギャンブル対決ですが、現場は演技バトルでした。誰にも負けられない!という気持ちで、カメラなんて気にせずに、ただひたすら役になりきっていますから。ゾクゾクしますよ。監督が明るい方ということもあり、現場は和気あいあい。みんな、百合子の細目のマネをしていましたね。昔から知っている人ばかりだったので、こうやって一緒に現場に立てたのが本当によかったです。それぞれの芝居に対するアプローチを見られて勉強になりました」
2/13(火)の放送回では、夢子と勝負した西洞院。何とも言えぬ結果になったが今後はどうなる?
「百合子は大人しくなるのですが、みんなのおかしな芝居と顔芸は、最終回に向けてヒートアップ。それぞれの対決は見どころ満載ですね。そして何より美女の顔芸に注目。勝敗はもちろん、普通のドラマでは味わえない世界観を楽しんでもらいたいです」
3月には北京語に挑戦した映画「台湾より愛をこめて」が公開。ますます女優として活躍の幅を広げていく岡本の今後の目標とは?
「今は同年代の方が多く、これも楽しいのですが、もっと幅広い年齢の俳優さんとも一緒にお芝居をしてみたいです。家族が好きだからホームドラマもいいかも。いずれは、いろんなお芝居ができる女優さんになっていきたいです」
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