深川麻衣が初主演映画で“恋愛こじらせ女子”にチャレンジ「私だったらプロポーズは受けるかも」

2018/02/14 09:00 配信

映画

2月17日(土)公開の映画「パンとバスと2度目のハツコイ」で主演を務める深川麻衣に直撃インタビュー!撮影=カノウリョウマ/取材・文=大小田真


2016年6月に乃木坂46を卒業し、女優として活躍する深川麻衣と、三代目 J Soul Brothersの山下健二郎が共演する映画「パンとバスと2度目のハツコイ」が2月17日(土)に公開される。2017年に開催された「第30回東京国際映画祭」の特別招待作品としても上映され、話題となった本作。映画初出演にして初主演を務める深川に、撮影時のエピソードや女優業への思いを聞いた。

本作の主人公はパン屋の店員・市井ふみ(深川)とバスの運転手・湯浅たもつ(山下)。高校の同級生だった2人がふとしたきっかけで再会し、恋愛観や結婚観を語り合いながらお互いの気持ちに寄り添っていく姿を描いている。

ふみを“静かに表現する”ことが難しかったです


「監督さんとお話しして、私が静岡県出身で美術を学んでいたことなども台本に反映していただきました」撮影=カノウリョウマ


――最初に台本を読んだときの感想を教えて下さい。

深川麻衣:日常の一部分を切り取ったような作品で、大きな事件が起きるわけでもなく、すごく温かい物語だと思いました。台本にはなかったと思うんですけど、作品の公式サイトやチラシでは、ふみのことを“恋愛こじらせ女子”って表現しています(笑)。表面的にはあまり感情の起伏がないんですけど、実はいろんな思いを抱えていて、考え過ぎてちょっと自分を苦しめちゃうような部分がある女性です。その辺をどう表現していこうかと考えました。

――表情と内面のギャップを演じるのは確かに難しそうですが、どのようなことを意識しながら撮影に臨んだのでしょうか?

深川:“静かに表現する”ことが難しかったですね。映画の中の時間はすごくナチュラルにゆったりと流れていきます。そんな中、ある場面でふみが自分の胸の内に秘めていた気持ちを爆発させるシーンがあるんです。どこまで感情を出していいのか悩みました。感情的にはその場面が一番のピークになるんですけど、出し過ぎてしまっても他の場面のふみから浮いてしまうので。その加減が難しかったですね。

――なるほど。一方で、ふみのバックグラウンドはかなりご自身に近い設定になっていましたよね。感情移入はしやすかったのでは?

深川:はい。共感できる部分はありました。撮影が始まるだいぶ前に、今泉力哉監督とお話させていただく機会があって、そのときに、静岡県出身で美術を学んでいたことなど、私自身についてお話しました。それを台本に反映してくださったんだと思います。