'16年に韓国で放送され、最高視聴率25.3%を記録したドラマ「雲が描いた月明り」。日本でもテレビ東京やKNTVなどで放送された話題作だが、'18年1月23日からはBS-TBSでも放送が開始した。同ドラマは、男装して生きてきた恋愛相談の専門家・ラオン(キム・ユジョン)と皇太子のヨン(パク・ボゴム)の、身分を超えた恋愛を描くラブコメディーだ。
ラオンが女性だとすぐに見抜き、彼女に引かれていく官僚のキム・ユンソンを演じるのは、アイドルグループ・B1A4のリーダーとしても活躍するジニョン。時代劇初出演でありながら、圧倒的な存在感でドラマを彩っている。
今回、ザテレビジョンではドラマのプロモーションのため来日したジニョンにインタビューを遂行。ドラマや自身が演じる役について、さらに自身の意外な一面についても語ってもらった。
――このドラマはジニョンさんにとって、どんな作品になりましたか?
今回、時代劇が初めてということもあっていろんなプレッシャーがありました。だけど、そのぶん事前にいろんなことを自分で研究したり、努力して取り組みました。監督とも一緒にお話をさせていただいて、いろんなことを学ぶことができた作品だったと思います。
――初の時代劇ということで、特に苦労した点はどこですか?
一番苦労したのは暑さでした。時代劇の衣装は、何枚も重ね着をしている状態なので、とても暑かったです。さらに、撮影したのが、韓国で数十年ぶりの暑さだと言われていた時期だったので、より大変でした。
――ドラマは大ヒットしましたね。
不思議な気もしますし、こんなにたくさんの方々に愛してもらえてありがたいですね。実際にドラマのイベントをやってみて、ファンの皆さんに会えてすごくうれしかったです。だからチャンスさえ与えてもらえるなら、作品を愛してくださる人たちの元にどんどん会いに行きたいです。
――ご自身がユンソンと似ている部分と似ていない部分を教えてください。
似ている部分は、全てのことに直進するところです。自分が望むことがあればちゃんとそれを表現しますし、ちゃんと言葉にしますね。似ていない部分は、僕の場合は思い人に命を簡単には捧げられないというところ(笑)。自分に思い人がいるとしたなら、少しでも自分は長く生きてその人のことを見ていたいと思います。
――今回ドラマの音楽を担当していますが、曲を作るときに大切にしていることはどんなことですか?
“感情”をちゃんと表現できるような曲を作ろうと、いつも心がけています。今回ドラマのオリジナル・サウンドトラックに参加させていただいていますが、まずはこのドラマをしっかり理解することを大事にしました。なぜ自分はこの曲を作りたいと思ったのか、そしてその気持ちをちゃんと曲に反映させられているか気を付けましたね。
――ドラマの登場人物は心に痛みを抱えているキャラクターが多いですが、ジニョンさん自身はどうやってつらい物事を乗り越えますか?
僕は万事においてポジティブに考えるタイプ。そして、肯定的に生きたいと思っています。だから何か悩みがあった時も、ネガティブな方向に行くのではなくて、その悩みを「克服しよう」と思うよりも「考え方を変えてみよう」と思うんです。一つの出来事もそれを悩みにしてしまうのではなく、それを違った方向から見るとまた見え方が変わって来ると思うので、そういうふうに意識していますね。
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