オリジナルTVアニメ「メルヘン・メドヘン」が、AT-Xほかで放送中。第4話のアフレコ後には、リン・デイヴス役の日高里菜、マリヤ・ラスプーチン役の大津愛理がインビューに応じてくれた。
「メルヘン・メドヘン」は、物語の原書に選ばれた見習い原書使いの少女“メドヘン”たちの、成長と戦いの軌跡を描く魔法少女ファンタジー。各校対抗の魔法バトル大会が迫る中、メンバー不足で出場が危ぶまれる日本校。そのリーダー・土御門静の前に、読書と空想好きな女子高生・鍵村葉月が現れる。強力な「シンデレラ」の原書に選ばれた葉月は魔法学園に入学し、静たちと大会優勝を目指す。
――「メルヘン・メドヘン」の最初の印象はいかがでしたか?
日高:童話とか魔法少女って女の子の憧れで、通ってきた道なんです。それが「このキャラクターにはこの物語」って決まっているのが、新しいなと思いました。あとは、絵もすごく可愛いなって。
でも、私が演じているリンちゃんのセリフは、オーディションの段階からすごく黒くて(笑)。こんな可愛いのに腹黒というところに、最初から引かれていました。なので、決まったよと言われた時は、すごく嬉しかったです。
――今日もアフレコを見てても、ピッタリだなと。
日高:それは、喜んで良いのかわからないんですけど(笑)。よく周りからも言われるんですよね、う~ん。
――でも、リンはすごく可愛いですよね。
日高:超可愛いんですよ! 見た目も個人的には1番タイプだったので、気になっていました。あと、いろんな表情をしてくれるので、演っていても楽しいんですよね。
――大津さんはいかがですか?
大津:日高さんもおっしゃっていたように、個々のキャラクターに物語があてがわれているというところで、その物語の内容にリンクした何かを持っているからこそ、その原書に選ばれてるんだろうなっていうところが面白いなと思いました。
私の演じてるマリヤさんは、“善良なるおせっかい”と(資料に)書いてあったんですけど、だから原書が「おおきなかぶ」(ロシアの民話)なんだなってすごく納得したんです。なので日高さんのリンちゃんが、何で「マッチ売りの少女」なのか。そこが気になるというか。
――確かに、そこは気になるところですね。
大津:だって「マッチ売りの少女」って、か弱くて切ない物語なのに、何でリンちゃんが選ばれたのかって、気になりますよね!?
日高:戦い方も、か弱いとは正反対ですもんね。
大津:毒物出してますからね(笑)。
――何か、繋がりがあるのかもしれませんね。ちなみに、童話は好きでしたか?
日高:小さいときにいっぱい読んでました。それこそ、「マッチ売りの少女」も「シンデレラ」も。タイトルを見るたびに、懐かしい!って感じです。
大津:今になって読み返したくなるんですよね。ニコ生でもお話したんですけど、私の役者人生の大元、初めてお芝居に触れたのが「おおきなかぶ」だったので。幼稚園の頃ですけど。
――何役でしたっけ?
大津:かぶです(ドヤッ)。
日高:あはははは(笑)。
大津:主役をやりました。しかも立候補して。
日高:自ら。
大津:立候補したけど、クラスの大多数がかぶ役だったから、手を挙げなくてもなれたんですけどね。
――それが今、マリヤに選ばれるわけですから、運命ですよね。
大津:はい。かぶに選ばれた!って思いました。
――やはり喜びも大きかったですか?
大津:私はアニメーションの経験があまりなくて、海外ドラマの吹き替えのお仕事がほとんどだったんです。いつもテロリストを追いかけたり、殺人犯を捕まえたりしていたので、知らず知らずのうちに心がギスギスしてくるんですね。
でも、今日はリンちゃんの大暴走はあったけど、基本的には夢と魔法のお話なので、心が洗われました。参加してみて、アニメってキラキラしてるな、もっとやりたいなって思いました。
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