――初の刑事役ということで、何か準備をしたことはありましたか?
銃の持ち方や警察手帳の出し方を教えてもらいました。それと、車を運転するシーンがあったので免許を取りました。
――今回の作品のために?
はい。まだ出演が決まっていないのに取ったので、この免許が無駄になるんじゃないかと思いながら合否を待っていました。
――車の免許があれば、今後も運転シーンは吹き替えなしでいけますね。
それができたらいいんでしょうけど、私は運転のセンスがないんです…。
――学生時代はバレーボールをやっていたから、運動神経はいい方なのでは?
たぶん、運動神経は関係ないと思います。運転はセンスです(笑)。マネジャーさんを助手席に乗せて練習したんですけど、あまりにも怖かったのかすごく叫ぶんですよ。横にいる人のそんな姿を見たら私も不安になるじゃないですか?(笑)
あらためて、教習所の教官の方たちは冷静だったんだなと思いました。
――教習車の助手席にはブレーキがあるから、いざとなったら自分のタイミングで踏めますからね(笑)。でも、人を乗せると運転がうまくなると言われているから、これからも練習したら慣れてくるんじゃないですか?
人の命を預かることになるので、もう誰も乗せたくないです(笑)。
――あらためて、作品全体の魅力は?
上映時間は2時間近くあるんですけど、ストーリー展開が早いですし、アクションも魅力的なのであっという間に終わる感じなんです。一瞬も目が離せないところが魅力だなと思いました。
――今後も刑事役をはじめ、アクションに挑戦したいという思いは?
福山さんやチャン・ハンユーさんも格好良かったですけど、チー・ウェイさん、ハ・ジウォンさんの女性が見せるアクションがとてもすてきだったんです。
もし、万が一“百万が一”またジョン・ウー監督の作品に参加することができたら、今度は銃を持ってみたいですね。
――海外の作品にも積極的に出演したい?
海外に目を向けたのは、ここ数年です。言葉の勉強を始めたことで、海外の作品に出演できたらいいなという思いが強くなってきました。自分の視野が広がったような気がします。
――海外の映画祭などに出席する機会も増えましたよね。
レッドカーペットを歩いたりしていると、気分が変わっていい刺激になります。
――最後に、2018年は「戌年」ということで、今の桜庭さんのオンリー“ワン”。例えば、一番好きな食べ物、ハマっているもの、リラックスできる時間など、これは欠かせないというものを一つ挙げていただきたいのですが。
去年の誕生日に、ティーバッグとタンブラーをもらったので、今は毎日お茶を飲んでいます。最近のお気に入りは「チコリ茶」。血の巡りが良くなりますし、デトックス効果もあるんです。
仕事の時もプライベートの時も、必ず持ち歩いていますよ。今年一年、体にいいお茶を飲んで、日本の映画やドラマはもちろん、海外の作品にも出演できるよう一生懸命頑張りたいと思います。
取材・文=月山武桜
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