平昌オリンピックがいよいよ開幕! 2月9日の開会式に先駆けて、スキージャンプの男子個人ノーマルヒル予選が今晩より開催される。
そこで、スキージャンプで'長野、リレハンメルオリンピックメダリストで現在、雪印メグミルクスキー部にて監督を務める原田雅彦氏に男子スキージャンプの見どころをうかがった。
2回のジャンプで飛距離点と飛型点で争う競技ですが、日本の代表選手はどの選手も飛型点は高いです。男子は、8回目の五輪となる葛西紀明選手がチーム全体をけん引してくれるのでいいチームワークが組めそうです。あとはいい風をどれだけ捉え、大きなジャンプができるか。平昌の競技環境は、日本と似て、風が強い気象条件で、時差もないので日本選手には好条件と言えます。
葛西選手は今季はまだ結果がついてきていませんが、数々の修羅場をくぐり抜けてきているので、本番ではキャリアを生かして好成績を残せるのではと期待しています。小林潤志郎選手も昨年から実力を発揮、自分のジャンプを確立して、世界の名だたる選手たちと肩を並べているのは素晴らしいです。ポーランド、ドイツ、北欧勢のライバルたちは正直強いですが、特に団体戦は4人が飛ぶので力は拮抗します。団結力の強い日本チームのメダルへの期待は大きいですね。
取材・文=秋山光次
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