3月20〜22日の3日間、神奈川県三浦市の旧三崎高校にて、プロのミュージシャンが講師として“ロック魂”を若い世代に伝えるというイベント「ロックの学園2010」が“開校”。山崎まさよし、UVERworldら人気アーティストが登場した。
ことしで3度目となる本イベントは、ザ・コレクターズの加藤ひさしらが教諭となり特別授業を行う“ロックの授業”や、ダイノジが“ロックな人生”について熱く語った“日替わり研究室(ゼミ)”など、教室や講堂を使ったイベントが朝から夜までめじろ押し。校舎内では学園の校長“忌野清志郎の校長室”も設けられ、過去のライブ映像やステージ衣装、直筆の校訓などが公開。アーティストとの距離を身近に感じられる学園祭のような雰囲気で、男女共に幅広い年齢層のロックファンが楽しめる3日間となった。
最も規模の大きいイベント“体育館ライブ”では、20日にTRICERATOPS、泉谷しげる、山崎まさよし、21日にTHE BACK HORN、怒髪天、the pillows、22日にACIDMAN、UVERworld、藤井フミヤWITH THE RAWGUNSといった多彩なアーティストがそれぞれ個性あふれるステージを展開。初日に登場した山崎は、冒頭で「えっとー、ロックの学園、非常勤の山崎です。僕最初、ロックの学園の話が来た時、このイベントのコンセプト知らなかったので、なんや高校生相手にライブするのかって思ってました。でも、実際…ね(笑)。全然違うやん、結構な大人やんって思いました」と“生徒”たちを笑わせつつも、ファンから「まさよし、おめでとう〜!」と自身の結婚への祝福を受けると、「あっ…なんかすみません。ほんとありがとうございます…」と、恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべる一幕も。ライブでは、「ペンギン」「苦悩のマタニティー」「セロリ」など全10曲を演奏し、パワフルな歌と渋いギタープレーで超満員の会場を熱く盛り上げた。さらに、「学校はいろんな先生いますけど…僕もあこがれて格好いいと思った先生がいました。美術の先生なんですけど、好きでした」と、高校時代を振り返りながら、“校長”忌野の名曲「ぼくの好きな先生」をカバー。このイベントならではの特別な1曲に、会場は大きな拍手で応えていた。
なお、このイベントの模様はNHK総合ほかで5月に放送される。
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